コロナウィルスとインフルエンザの比較。

 コロナウィルスと経済を天秤にかけながらどう対処するかが、問題となっている。
その一助として、コロナウィルスとインフルエンザを比較してみたい。

その前に、

定点医療機関当たりのインフルエンザ患者数の推移。

今シーズン(太い赤線)のインフルエンザ患者数は、例年に比べ半減している。
これは、コロナウィルス対策で、皆が例年より手洗い・うがい・マスク着用を強化していることが影響しているのではないかと考えられている。
だから、地道な手洗い・うがい・マスク着用が、とても大事なのだ。
日本国民の対応が、日本のコロナ感染者数が欧米より少ない原因の一つになっているのは、明らかだろう。


日本のインフルエンザによる死亡数の推移。

2018年で3300人くらい。


2018-2019のインフルエンザによる月別死亡数の推移。

1月のピークで1700人くらいだ。

一方、コロナによる死亡数はこの30日間で、83人だ。
インフルのピークの20分の1にすぎない。
ただ、これから感染者が爆発的に増えれば、死者数もあっという間に増えるだろう。

ここ10日間(ロックダウン後)の1日の平均のコロナウィルス感染者の死亡数は、
イタリア:630、スペイン:720、米国:1500、ドイツ:190、仏:1000人だ。

ドイツで1か月換算で5,700人となる。
日本のインフルエンザのピークの3.5倍くらい。
やっぱり多いけど、べらぼうに多いわけではない。

大体、致死率は日本で1.8%、ドイツで2.2%。
医療崩壊がなければ、2%前後の致死率ということかな。
インフルエンザは0.1%ぐらいと言われている。 コロナは、20倍くらいか。

インフルの死者数が1月のピークで1700人。 1日換算で、60人。
同様の死者数をコロナで許容できるとすると、感染者数は、60人÷0.02=3000人/日となる。
ただ、この人数だと医療崩壊するんだろうな。
感染者数は、1000人/日ぐらいが限界なのかな?

この表を見たからと言って、わからないが、ドイツと同レベルと見ていいのかな。
ドイツが指標になるのかな。

日本の感染者数は、714人を記録した。
やばくなってきた。
今回の非常事態宣言で、2週間後、感染者数が1000人/日ぐらいをキープ出来れば、欧米のような完全ロックダウンをせずとも、やっていける。
経済がぼろぼろになるのを防ぐことが出来る。
要注目。

ちなみに「米国ではインフルエンザが原因で毎年少なくとも1万2000人以上が死亡。とりわけ感染が深刻だった17~18年のシーズンには患者数は4500万人に上り、6万1000人が死亡した」
現時点での、米国のコロナによる死者数はすでに、2万人。
インフルエンザより遥かにデカイ衝撃を与えている。

全世界ではインフルエンザで毎年20~50万人が亡くなっており、関連死を含めると100万人を越えます(感染者数は14億~21億人)。
現時点での、全世界のコロナによる死者数はすでに、11万人。

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