欧州もついに量的緩和決定。 世界中で金刷り合戦に。

 欧州中銀も、米国・日本に続き、初の量的緩和 3月から国債など月8兆円購入を決めた(こちら)。
今年3月から2016年9月末までの間、月600億ユーロ(8兆1千億円)規模で国債などを買い取る。大方の予想である月500億ユーロの買い入れ額を上回った。
ドラギ総裁は、記者会見で「資産買い入れプログラムは各国中銀が実施する」「ECBは購入を調整する」と説明した。

 1年7ヶ月の間、月8兆1千億円、トータルだと154兆円もの巨額だ。
日本は、大体135兆円だと思うので、同レベルかな。
ちなみに、米国は、QE1:1兆7250億ドル、QE2:6000億ドル、QE3:1兆3,600億ドルで総額3兆3,685億ドル。
今のレートで435兆円だ。 それでやっとこさ効果が出た。
比較してみると、日本が多すぎるのか、欧州がそれほどでもないのか、少ないような気がする。
欧州の場合、欧州全体だからね。
これで、効果が出るのかなあ。
まして、各国の比率をどうするかとか、財政規律をかたくなに守ろうとするドイツの意見が強いとか、日本と違って、各国間の調整が必要だから、これから大変だろうね。

 米国が、リーマンショックによる株価下落を無いものとするために、まず最初に量的緩和をして、株価を無理やり持ち上げた。
ドル安にして、自分だけまず助かった。
本来なら、自業自得で、認められない話だと思うけど。
とはいうものの、米国が立ち直らないと、世界中が冷え込むので致し方なしというところだったのかな。

 米国が立ち直った頃あいで、日本も量的緩和。
円高を元に戻しにかかった。

 そして、欧州もというところかな。
けど、欧州は駄目だろうなと思うのは、偏見だろうか。
でも、これで、ギリシャ危機はとりあえず回避したというとこかな。

 世界の他の国々が同じことをやろうとしても、大インフレに襲われて、できないんじゃないかな。

これで、物価上昇率2%を目標として、財政調整をするというのが、世界スタンダードになったということかな。
そうやって、為替レートが決まるということ。
自分だけ、デフレだと、自国通貨高になって、輸出に苦しむことになる。

それにしても、これでいいのかな。
財政調整に優れた国が、勝ち組みになるということか。

 さて、株価は本当に上がってくれるのか?
とりあえず、各国株価が100円程度上がったようだ。

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