マイナス金利で、なぜ円安にならないのか?

 マイナス金利もそうだが、米国が昨年12月中頃利上げしても、円安にならなかった。
なぜだろうとは思っていたんだけれども、ヒントになる記事を見つけた。
小笠原誠治という人のブログ。
この人の記事はためになる。
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日本国債10年金利、米国債10年金利、両者の金利差、そしてUSD/JPYの2015年からの推移。

 日本と米国の国債の金利差が大きくなるほど、円安になるのが道理。
米国が昨年12月中頃に利上げするまでは、大体その通りになっている。
しかし、利上げと共に、急激に円高、一時反転、円安になるがすぐ円高に戻ってしまった。

米国が政策金利を上げると、逆に10年金利が下がって、金利差が小さくなったから、円高になるのも納得だ。
円高になり過ぎた感があるが。
しかし、2016年の1月中頃から、理屈通り米国債10年金利が上がった。
そして金利差も増えた。
こうなったら、円安になるはずなのに、ちょこっと円安に振れただけ。
これは、謎だね。
為替レートを決める他の要因の方が効いているということかな。
小笠原誠治さんは、金利差が増えたから、しばらくしたら円安になるんじゃないかと書いているけど、そういう気もする。
とっとと円安になって欲しいよ。

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