滋賀県にある鶏冠山・竜王山に登った(2015/03/27)。
2004年に鶏冠山に登って以来だ。
まだ山に登り始めたころで、不安混じりだったが、面白かったなあ。
その時も早春だった。
さて、石山ICで降り、途中コンビニに寄り、桐生のキャンプ場の駐車場に車を停めた。
帰りは、より近い草津田上ICから高速に乗った。
桐生キャンプ場の駐車場。
奥の道から入る。
これから登る鶏冠山が見える。
ここは右へ。
池に出る。
沢沿いの道を歩く。
このような渡渉を何度も繰り返すことになる。
たくさん雨が降った翌日は、コース全体的に歩きにくいかもしれない。
ここも右へ。
落ヶ滝への分岐に出会う。
ここも右へ。 但し、滝を見てここに戻ってくる。 片道5分くらいかな。
落ヶ滝。
金勝アルプスらしい、岩肌を落ちる滝。
左上に大きな岩もあるし。
滝の右に道もあるようだが、戻る。
標高320mくらいかな。
この辺りから癒しの谷間いになってくる。
低いとはいえ、山に挟まれた間の岩を流れる沢沿いを登っていく。
この隔絶された感じと開放的に広がる青空、そして明るい岩と小さな沢の流れ。
最高に好きな、癒しの空間だよ。
少し広がって砂地になり、
また狭くなり、
岩場っぽくなり、沢を登り詰めようとしている。
そこに大きな岩が表れて、ロープで登る。
登り詰めたと思いきや、シダに囲まれた細い道となる。
ちなみに、今回のルートでは、シダが多く見られた。
そして、北峰縦走線の尾根に出た。
一休みして、左手に鶏冠山に向かう。
一転、急登となる。
まあ100mくらいだけど。
木々に囲まれた鶏冠山山頂に到着。
展望はあまりないので、すぐ戻る。
少し下からは展望があって、北に栗東トレセンと三上山が、くっきりと見える。
東には、阿星山が。
先ほどの尾根出会いまで戻ってきた。
右手から登って来たのだが。
ここは、まっすぐ進んで、天狗岩に向かう。
気持ちの良い明るい尾根道を歩く。
段々、木々も少なくなり、素晴らしい展望が開けてくる。
前には、竜王山が見えてきた。
振り返ると、鶏冠山だ。
そして、北峰縦走線から西に延びる尾根の岩峰の素晴らしさ。
そして、西に琵琶湖。
標高450mくらいの所だろうか、大きな岩がころがる、展望の良い場所に出た。
天狗岩と迷ったのだが、ここも展望が良かったので、ここで昼飯。
中央の岩が群がっているピークが、天狗岩。
天狗岩のアップ。
とても登れる感じじゃないが、これが登れるんだな。
段々、天狗岩に近づいてきた。
巨岩の間を通り抜けるて、
一旦、木々の中に下る。
ここで、がらっと雰囲気が変わる。
右手に進む。
細い道を登ると、
急に天狗岩の下に出た。
わかりにくいかな。 適当な写真がなかった。
ここは、見た眼と違って、上まで割と楽に登ることができる。
上は広々とした岩になっていて、とてもくつろげる。 そして絶景が。
この岩は、今まで正面に見えていた岩。
北東方面。
南東には、これから向かう竜王山。
これも頂の岩。 南側。
西側の麓には、第二名神が見える。
北西には、琵琶湖を望む。
そして、北側には、鶏冠山と琵琶湖の向こうに白い雪をいただいた美しい比良山系が見える。
十分景色を堪能した後、天狗岩を降りて、竜王山に向かう。
振り返ると、今まで見てきたのと反対側からの天狗岩。
ここは左へ。
耳岩に出た。
こういう岩の間を潜り抜けたりして、
白石峰の分岐に到着。
右に行けば狛坂磨崖仏方面だが、竜王山へ向かうので、まっすぐに。
茶沸観音。
右手に567mのピークと笹ヶ岳が見える。
広場みたいな所に出て、八大竜王本殿が祀られている。
右手に少し登ると、竜王山山頂。
展望は、北側のみ。
すぐに戻る。
白石峰の分岐に戻ってきた。
ここを左へ下る。
この分岐は右へ。
重ね岩。
第二名神が見える。
下山して、ここのどこかの下をくぐるんだけど、どこだろう。
岩の間を潜り抜けたりして、
開けた狛坂寺跡に出てきた。
磨崖仏は、どこかなときょろきょろしてると、左手に
狛坂磨崖仏。
沢沿いやこういう細い道を下って、
やっと林道と出会う。
ここを右へ。
ここから長い長いゆったりとした下り道を歩いていく。
最初は、石の多い少し荒れた道。
歩きやすくなってきた。
沢沿いになってきた。
右から水晶谷線が合流してきている。
耳岩から下ってくる道だ。
ここで、第二名神下を潜る。
ここから舗装道になる。
逆さ観音への分岐に出会う。
右へ橋を渡るとすぐ。
逆さ観音。
下流にあるオランダ堰堤の石が不足して、切り取ったら、崩れて、この観音さまが倒れて、逆さになったそうだ。
不信心だな。 民を守る堰堤のためだから、しょうがないか。
これが、そのオランダ堰堤。
しばらく歩いて、駐車場に到着。
長かった。
なかなか変化に富んだ見ごたえのある山登りだった。
鶏冠山へ向かう、尾根手前の谷間の沢沿いの道は、癒しの素晴らしい空間。
そして、天狗岩に向かう尾根道の岩のごろごろした景観の面白さ。
そして、天狗岩からの変化に富んだ展望。
最後に、歴史を感じさせる磨崖仏と長~い林道。
長くて疲れるけど、高低差のあまりない、割と手軽に楽しめる、オススメのルート。
(コースタイム)
桐生キャンプ場の駐車場10:05 → 落ヶ滝10:35 → 11:15北峰縦走線の尾根出会い11:25 → 11:45鶏冠山山頂11:55 → 12:45岩場13:05 → 13:35天狗岩13:50 → 白石峰の分岐14:20 → 14:35竜王山山頂14:45 → 15:00白石峰の分岐15:05 → 狛坂磨崖仏15:30 → 林道出会い15:50 → 駐車場16:35
鶏冠山・竜王山の登山で出会った樹木を紹介します。
樹木の地点です。
ヤマモモ(地点A)。
白っぽく、縦じわのあるヤマモモの樹皮。
細長く先寄りで幅広いヤマモモの葉。
ヤマモモの花。
イヌツゲ。
皮目が点在するイヌツゲの樹皮。
楕円形で低い鋸歯のイヌツゲの葉。
似たツゲは、全縁で対生。
ソヨゴの群落(地点B)。
尾根でよく見かけた。
平滑なソヨゴの樹皮。
縁が波打つ、主脈が目立つソヨゴの葉。
加熱すると、葉が音をたてて膨らみ破裂するソヨゴの葉。