兵庫県播州にある、明神山に登った(2014/06/27)。
福崎ICで降りて、23号線で西へ、35分ほどで、夢前町へ、夢やかたの広い駐車場に停めた。
眼の前に、とんがり姿の明神山が見える。
道路すぐで、A・Bコース別れに出会う。 右のBコースへ。
ちょっと進んで、B・Cコース別れで、右のCコースに進む。
尾根歩きのCコースで登り、谷歩きのBコースで下ることにする。
尾根への登り。
C・Dコース別れを左へ進む。
しばらくで、でかい屏風岩と出会う。 横をすり抜けて行く。
気持ちの良い自然林の木立の道を進む。
視界が開け、岩屋ノ池が見下ろせる。 こう見ると深山の池。 麓では印象が違うけど。
岩稜の登りになってきた。 けど、歩きやすい。
古い山なのか、岩が風雨に晒されて、丸い。
見晴らしのよい観音様の腰掛岩に出た。 眺望が一挙に開ける。
麓の夢前が見下ろせる。
七種山方面。
七種薬師。
そして、上に明神山。
気持ちの良い自然林の道が続く。
馬ノ背。 ここは、気持ちがいい。 爽快という奴。
合掌岩に到着。 この上の眺望も素晴らしい。
七種薬師。
西方面。 こんなに山に囲まれている場所なのか、と思ってしまう。
668mの低い山なのに、この高度感は素晴らしい。
自然林を登り抜けると、
小高い地蔵岳に到着。 登っている途中で、明神山の手前に見え隠れしていた小ピークである。
少し鞍部に下った後、薄暗い自然林を登っていく。
急坂の鎖場を登っていく。 ロープがしっかり張られているので、そんなに苦労しない。
明神山頂上に到着。 祠があったので、合掌。
新緑が供えられていた。 誰がするのだろう。
明神山頂上。 なんだか変なオブジェが立っている。
座り心地が実にいい岩があって、そこで遅い昼飯を食べる。
頂上は、西以外視界がさーっと開けていて、気分がいい。
岩がゴロゴロしていて、アルペン的でもある。
時間があるので、くつろぐ。
どっちだったけな。
麓に、カルデラのような地形が見える。
これは面白いと、帰って地形図を見ていたら、ゴルフ場だった。 がっかり。
こちらが、Bコースの下り口。
急坂を下っていく。
緩やかになって、莇野、夢やかた分岐に出会う。 左手に進む。
さらに下って、A・Bコース分岐を、左手に進む。
一挙に谷に向かって、植林の中を下っていく。
ここが、沢へ下り切った所。
緩やかになった沢沿いの薄暗い道を、下って行く。
雨が近づいているせいもあってか、非常に蒸し熱い。
ふと足元を見ると、数匹ヒルが、ズボンに付いていた。
慌てて、ヒルを振り払った。
どこで付いたんだろう。 下りでは、休んでいない。
思うに、水を飲むのに立ち止まった時に、上の木から降ってきたんだろうか。
何だか、足首あたりが、チクッとするが、ここで靴を脱ぐ気になれないので、我慢して歩く。
滑らかな岩が連なっているな、と思っていたら、ナメ滝だった。
丸木橋を渡って、すぐで林道になった。
岩がゴロゴロしている廃道。
岩屋ノ池に出た。
何かいるかな、と池を覗いていたら、木の枝にモリアオガエルの卵がぶら下がっているのに、気付いた。
自然豊かなんだな~。
明神山をバックに岩屋ノ池を撮る。
駐車場で靴を脱いだら、やっぱり靴下の上にヒルが2匹付いていやがった。
振り払うが、殺すには忍びない。
子供の頃は、虫好きで、随分虫を殺してしまっていたが、今は簡単には殺せない。
どうせ、ここでは死んでしまうんだけど。
この後、車の中で、ズボンを脱いだら、足に一匹吸い付いていやがった。
ぷっくり膨らんでいる。
速攻で鼻紙でむしり取って、握りつぶした。
登りは、見晴らしのよい岩場がある、爽快な尾根歩き、
下りは、一変、薄暗くて面白みのない、沢歩きだった。
Cコースの尾根歩きが、おすすめである。
(コースタイム)
駐車場11:20 → C・Dコース別れ11:40 → 観音岩12:05 → 地蔵岳13:10 → 13:45明神山山頂14:25 → 沢へ下り切った所15:05 → ナメ滝15:20 → 駐車場15:50
明神山の登山で出会った樹木を紹介します。
尾根への登りでよく見る、アベマキ(地点A)。
アベマキの縦・裂の樹皮。
指で押さえて凹んだら、アベマキなんだけど、調べなかった。
アベマキの葉。 鋸歯の先が茶色なので、アベマキかクヌギ 。
判断困難だったけど、この辺は、アベマキだそうだ。
コナラもよく見る(地点A)。
コナラの縦・裂の樹皮。
コナラの葉。 粗い鋸歯で、葉裏が灰白色。
ツブラジイ(地点B)。
ツブラジイの樹皮。 平滑で縦・筋だね。
ツブラジイの葉。 全縁で先がくいっと細っている。
こんな岩の上にも、アベマキが生えている(地点C)。
ネジキ(地点D)。
ネジキの縦・筋の樹皮。 筋がネジを巻いている。
ネジキの葉。 全縁。 縁が波打っている。
明るい尾根なのに、結構シダが生えている(地点E)。
アカマツの横に、サカキが生えている(地点F)。
サカキの平滑の樹皮。 橙色がすごく目立つ。
サカキの葉。 全縁。 葉裏の側脈がほとんど見えなかったのがポイント。
モチツツジ 。 尾根によく生えていた(地点G)。 花はとっくに散っていたけど。
モチツツジの葉。 ツツジらしい、柔らかい小さい葉。
ヒイラギ(地点G)。
この凶悪な葉は、目立つよね。
ウラジロガシの大木に出会った(地点H)
ひっそりと生える、この赤い若葉が美しい。 これが決めて。
見事なヤブツバキの群落(地点I)。
ヤブツバキの白っぽい平滑の樹皮。
ヤブツバキの葉。 細かい鋸歯が多数。
頂上手前で見つけたジャケツイバラ(地点J)。 あまりにも、瑞々しく、整った緑だったので。