滋賀県・高島、琵琶湖の西湖畔にあるリトル比良を縦走した(2015/05/08)。
京都東ICから湖西道路で琵琶湖の西湖畔を北上、北小松へ。駅前の駐車場に車を停めた。
そして、JRで近江高島へ。
近江高島から縦走して北小松に戻るルートにした。
JR近江高島駅から西へ、大通りを北上、この音羽への別れを左へ。
小さな川の流れを渡って、左へ。
大炊神社を左へ。
見事な藤が咲いていた。
ここが登山口。
しばらく、砂利道を歩く。
やがて、木立の道に入っていく。
シダが足元に続く。
この辺りは大きな木が育たないようだ。
鈴鹿の山々に雰囲気が似てる。
見晴らしの良い所に出た。
目の前に、岳山。
振り返ると、琵琶湖に突き出た、鴨川の砂州と安曇川の砂州が美しい。
灯篭がいいでしょ。
岳観音堂の入口の目印かな。
右手に真っ白な山肌が見えて来た。
白坂と呼ばれているようだ。
まぶしいくらいの白さ。
少し暗い林の中の道になってきた。
寺の名残りの石段。
岳観音堂跡。
岩肌の露出する見晴らしのいい所に出た。
これから行く鳥越峰が見える。
鳥越峰から東に延びる尾根に見張山が見える。
岩山っぽい登りとなって、
岳山頂上に到着。 そこには観音像があった。
展望はない。
腹が減ったけど、オーム岩まで我慢することにした。
尾根道を歩く。
前に、鳥越峰とオーム岩のあるピークが見える。
オーム岩との分岐。 まっすぐで少し先がオーム岩。
オーム岩。
素晴らしい展望で実に気持ちがいい。
昼飯を食べて、少し寝転がった。
先ほどまでいた岳山とその向こうの琵琶湖。
鴨川流域の田んぼ。
色とりどりのパッチワークみたいで美しかった。
北西にある蛇谷ヶ峰。
真夏に汗だくになって登ったことがある。
南西に武奈ヶ嶽。
ここも登った。 結構しんどかった。
オーム岩から自然林豊かな尾根道を歩いて行く。
鳥越出会い。
ちょっと左に行ってみる。
鳥越峰らしい平らなピークがあったが、標識はなかった。
戻って、右へ。
尾根道を歩いていると、大きな岩に良く出会った。
山岳信仰が盛んだったのもわかる。
尾根道を歩いていく。
一旦大きく下って、登り返して、
この分岐の向こうが、岩阿沙利山頂上。
岩阿沙利山頂上。
三角点に標識が置いてあるだけ。
右手に、仏岩。
この上に登ると、展望がいいけど、狭くていれない。
先ほどの別れに戻って、右へ。
また下ると、
林道の鵜川越に出た。
対岸に登山口は見えなくて、迷うけど、左に少し行くと、
登山口がある。
急登が続いて、しんどい。
アップダウンが続いて、堪えてる。
登って下って、また登るのは足にきて、しんどいようだ。
緩やかな道を歩いて行く。
植林の登りとなる。
滝山頂上手前の分岐。
左に少し行くと、
滝山頂上。
良く見ると、石の間に標識が。
戻って、右手に。
下っていくと、
寒風峠に。
左手へ。
緩やかな沢が苔むしていて、少し風情がある。
植林の中を下っていく。
沢を渡渉を繰り返しながら下っていく。
ヤケ山からの下りと出会う涼峠。
振り返って撮った。
岩がごろごろした道を下っていく。
暮れなずむ琵琶湖。
滝見台から揚梅ノ滝が少し見える。
やっとこさ、橋に到着。
渡ると、道路。
げんき村の前を通って、やっとこさ北小松駅に到着した。
音羽から岳山までは、鈴鹿の山々に似た乾燥したシダが生えている山道の雰囲気。
岳山から岩阿沙利山までは、大きな岩の多い自然林の尾根道。
オーム岩からの展望が、このルートのクライマックスだな。
岩阿沙利山からは、展望はあまりない。
アップダウンで疲れてくるし、石が多くて少し歩きにくいし、イマイチかな。
音羽から北小松がオススメ。
逆ルートはどうかな。
(コースタイム)
北小松駅10:10 → 近江高島駅10:30 → 登山口10:50 → 12:35岳山頂上12:45 → 13:25オーム岩13:50 → 14:55岩阿沙利山15:00 → 鵜川越15:20 → 16:05滝山頂上16:10 → 寒風峠16:30 → 滝見台17:35 → 北小松駅18:00
リトル比良の登山で出会った樹木を紹介します。
樹木の地点です。
シダ類のウラジロ(地点A)。
芽が分岐しているのが面白かったので。
岳観音堂跡まで、道脇にはウラジロが見られた。
ここは、かなりの小群落。
芽がいっせいに湧き出しているのが、印象的。
アカシデ(地点B)。
縦筋と縦うねのあるアカシデの樹皮。 これは、まだ平滑。
側脈は、比較的少ない。
葉先は尾状に長く伸びるアカシデの葉。
アカガシ。
平滑なアカガシの樹皮。 老木だと橙色を帯び鱗状に剥がれる。
枝先にやや集まるアカガシの葉。
裏は緑色の葉。
葉柄が約3cmと長い。
ヒサカキ(地点C)。
褐色かやや橙色の平滑なヒサカキの樹皮。
鈍い鋸歯。
葉先が突き出て、わずかに凹む。
葉裏の葉脈の網目が目立つヒサカキの葉。
シロモジ。
灰褐色で平滑、小さい円形の皮目が多い、シロモジの樹皮。
3裂で切れ込みの基部に丸い隙間があるシロモジの葉。
ヒメユズリハの小群落(地点D)。
葉が大きいので目立つ。
赤い葉柄。
細長い大きなヒメユズリハの葉。
葉裏が黄緑色で、葉先が尖っているので、ユズリハではなくヒメユズリハ。
イヌブナ。
イボ状の皮目があり、老木は縦に浅く裂けるイヌブナの樹皮。
縁が波型のイヌブナの葉。
葉裏の脈上に長い絹毛が多い。
側脈がブナは7~11対、イヌブナは10~17対と多い。