鉢伏山(敦賀) (3) ~まとめ : ザゼンソウを愛でる~

 福井県敦賀にある鉢伏山762mに登った(2020/03/19)。

476号線の木ノ芽峠トンネル手前左の木ノ芽古道入り口前のスペースに駐車。木ノ芽古道を北上、木ノ芽峠に行き、そこから北西に進み、鉢伏山山頂へ。 下りはピストンで駐車地に戻った。


476号線の木ノ芽峠トンネル手前のここを左に入ると、駐車スペースがあり、そこに駐車。

木ノ芽古道を歩く。 古くは、紫式部が父の越前国司下向に従い通ったという。

なだらかに登って行く。

途中、左手に爪描き地蔵というのがあった。 岩に地蔵が描かれてているというのだが、薄くてわからなかった。

右手に進み、左手の谷を登って行く。

ここで、荷物を背負いながら座ったという「休み石」に座って少し休む。

まだ、葉は芽吹いていないが、早春を感じさせる道を登って行く。

この北陸の爽やかな感じが好きだ。

振り返る。

谷を上り詰める手前で、明治天皇御前水があった。

木の芽峠。 実に峠らしい峠。 ここを歴代守って来た家系の家がある。

峠を越える。

すぐ右手の土手に、お目当てのザゼンソウが生えていた。

ザゼンソウ。 これが目当てでこの時期に来た。

ザゼンソウを探しながら歩くが、先ほどの所しか見つけられなかった。

この道を登って行く。

スキー場を振り返る。

整備された道を登って行く。

振り返ると、雪を抱いた山々が。 左端に能郷白山が顔をのぞかせている。

スキー場関係の建物。

スキー場のリフト。

登って行くと、鉢伏城跡なので、少し狭い入り口を通り抜けると、

広場になっていて、

広場の先で、ぱっと展望が開けて、実に気持ちが良かった。

目の前に敦賀半島。

左手には、敦賀の街並みが。 後ろには野坂岳。

右手には、旧敦賀原子力発電所も見える。
その手前に美しい水島も。

このすかっとした展望を楽しみながら昼飯。

下りは、来た道を戻った。


今回の鉢伏山 の登山コースです(クリック拡大)。

(コースタイム)
駐車地11:55 → 休み石12:25 → 12:40木ノ芽峠12:55 → 13:20鉢伏山山頂13:55 → 木ノ芽峠14:15 → 休み石14:30 → 駐車地14:55

鉢伏山 で出会った樹木を紹介します。


ザゼンソウの花。 これを見に来た。

開花する際に肉穂花序で発熱が起こり約25℃まで上昇する。そのため周囲の氷雪を溶かし、いち早く顔を出すことで、この時期には数の少ない昆虫を独占し、受粉の確率を上げている。開花後に大型の葉を成長させるとのこと。

雪はもうなかったが。

身もだえするように曲がっている。

木が完全にツタで覆われていた。 はじめ、広葉樹があると思ったんだが。
キヅタ。 気根を出し、高木にも登る。

常緑樹で緑が濃いキヅタの葉。

球形で、先端には花柱が残るキヅタの実。

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