三重県伊勢市・鳥羽市にある朝熊ヶ岳555mに登った(2017/03/10)。
伊勢ICで降りて、朝熊川の橋を渡る前に右折、町中の細い道を通って、朝熊ヶ岳登山口前の駐車場に車を停めた。
登りは、朝熊岳道で朝熊ヶ岳頂上へ、それから金剛證寺、スカイラインの展望台へ、下りは、宇治岳道、楠部道を通った。
朝熊ヶ岳登山口前の駐車場。
広くて綺麗な駐車場。 トイレもある。
左奥から登山道へ。
すぐ分岐があるので左へ。
歩きやすい道を登って行く。 岩が多いが浮石じゃないので、問題ない。
町石がある。 1町(約109メートル)ごとにある。
ケーブルカー跡。
戦前、谷筋に東洋一のケーブルカーが透っていた。 先にトンネルが見える。
下を見ると、五十鈴川が伊勢湾に流れ込んでいるのが見える。
参道には、本当に石仏が多い。
自然林の中を登って行く。
朝熊峠に到着。
左手にベンチがあって、展望が素晴らしい。
道路でも行けるようだが、ここを山道に入って行く。
標識はない。 ハイカーがここを行っていたので、自分も追随。
ここを右に。 さらに右が道路になっている。
自分は間違ってまっすぐ行って、下りになったので、おかしいと思い、ここに戻った。
緩やかに登って行くと、
八大竜王社のある朝熊ヶ岳頂上に到着。
広々としている。
伊勢鳥羽の島々が美しい。
そして、大海原も。
ここで昼飯にしようかと思ったが、スカイラインの展望台の展望が素晴らしいらしので、そこまで我慢。
しかし、ここで食べたら良かったよ。
八大竜王社の横から進んで行く。
自然林を抜けると、
右から朝熊岳道と出会う。
ここは、まっすぐ。
右の経塚群へ。
途中、標識通り左に入ると、経塚群がある。
大分、埋もれたのもある。
経塚群の左奥から、金剛證寺へと下る。
金剛證寺に到着。
右は境内。 左は奥の院とスカイライン。
左の奥の院に向かう。
極楽門を通って奥之院へと向かう。
背の高い卒塔婆が立ち並んでいる。
異様な光景。
ふと横を見ると、九鬼嘉隆の五輪塔があった。
九鬼嘉隆は、伊勢の九鬼水軍を率いた水軍武将。 小説を読んで知っていたので、感慨深かった。
信長に仕える。 石山本願寺との戦いで、大敗を喫した(第一次木津川口の戦い)。
信長に激怒され、燃えない船を造るように命じられ、船に鉄を貼った鉄甲船を建造、第二次木津川口の戦いで、鉄甲船が大活躍、嘉隆は毛利水軍600隻を打ち破ることに成功した。
そういう人。 伊勢の人だから、ここに埋葬されていても、おかしくないというか、相応しい(九鬼嘉隆の菩提寺、常安寺と2説あり)。
奥の院。
極楽門に引き返して、左のスカイラインを少し歩く。
展望台への近道を登るって、振り返ると、朝熊ヶ岳が目の前に見える。
右が朝熊ヶ岳。
展望台。
展望台に登る。
鳥羽の島々が見える。
朝熊ヶ岳頂上からより、さらに広々とした景色が見える。
小浜半島と答志島。
神島。
左には伊勢。
広々とした展望台を右の方に進んで行くと、南東には、茫漠とした山々が広がっている。
冬とはいえ、この展望台には観光客が来る。
隅っこの方で、昼飯を食べた。 頂上で食べたら良かったよ。
十分、景色を楽しんだ後、金剛證寺に戻る。
境内に寄って行く。
境内にある紅い太鼓橋。
立派な寺である。
朝熊峠まで戻る。
ここは、頂上を迂回する左へ。
朝熊峠。
右の朝熊岳道を登ってきたのだが、宇治岳道を下るので、まっすぐ。
この分岐を右へ。
長い立派な石垣がある。
何だろう?。
下って行くと、スカイラインの上を渡る橋に出会う。 渡る。
なだらかな道を歩いていく。
尾根上に出ると、右手に海が見えてきた。
目の前に小ピークが見えてくると、分岐が近い。
小ピーク手前に楠部分岐を右に。
道はとても荒れている。
廃れているのだろう。 石が多く、とても歩きにくい。
やっと、・スカイライン出会う。
スカイラインを渡って、少し左ここから山道に入る。
植林の中を歩いていくと、
近鉄の下を潜る。
ここが、楠部登山口になるのかな。
後は、北に歩いて行って、車道に出会う。
車道を右に。 車で来た道だ。 車で来たように駐車場まで戻った。
結構時間がかかったよ。
朝熊山頂上、スカイライン展望台からの伊勢鳥羽の海の眺望がハイライト。
道脇に石仏が多く、信仰の山といった感じだ。
今回の朝熊ヶ岳 の登山コースです。
(コースタイム)
駐車場10:00 → ケーブルカー跡10:30 → 11:05朝熊峠11:10 → 11:30朝熊ヶ岳頂上11:35 → 12:00金剛證寺12:15 → 12:20展望台12:40 → 12:50金剛證寺13:00 → 朝熊峠13:20 → 橋13:40 → 楠部分岐14:25 → 楠部登山口14:55 → 駐車場15:45
朝熊ヶ岳の登山で出会った樹木を紹介します。
樹木の地点です。
アジサイ(地点A)。
山道になぜか園芸種のアジサイがぽつんと生えていた。
アジサイの樹皮。
アジサイの枯れた花。
両性花がないので、ガクアジサイではなく、アジサイ。
アカガシ(地点B)。
平滑なアカガシの樹皮。 老木だと橙色を帯び鱗状に剥がれる。
枝先にやや集まるアカガシの葉。
裏は緑色の葉。
葉柄が約3cmと長い。
ヤブツバキ(地点C)。
ヤブツバキの白っぽい平滑な樹皮。
細かい鋸歯、葉先が短く突き出ている、ヤブツバキの葉。
ウバメガシが立ち並んでいた(地点D)。
ウバメガシの縦・裂の樹皮。
枝先に集まる、丸っこくて、小型の鋭い鋸歯のあるウバメガシの葉。
ヤブニッケイ(地点E)。
平滑で皮目のないヤブニッケイの樹皮。
三行脈の葉で、シロダモ・クスノキ・ヤブニッケイ。
葉裏が淡色で、ちぎると甘い香りがするヤブニッケイの葉。
左右に2枚ずつ互生するコクサギ型葉序。
タブノキ(地点F)。
灰褐色で皮目が点在するタブノキの樹皮。
枝先に集まってつくタブノキの葉。
ちぎるとツンとした香りがする。
葉裏が白っぽい。
シロダモ。
暗褐色で皮目が点在するシロダモの樹皮。
三行脈の葉で、シロダモ・クスノキ・ヤブニッケイ。
枝先に集まってつき、葉裏が粉白色のシロダモの葉。