兵庫県・丹波にある三尾山586mに登った(2015/04/24)。
春日ICで降り、69号線で南下、三尾山登山口という標識に出くわすが、一つ目を通り過ぎて、二つ目の標識で右折、高速少し手前のスペースに車を停めた。

麓から三尾山の東峰を見上げる。

車を停めた高速少し手前のスペース。
前には、扉がある。
開けて、車を入れることもできるようだ。

右手に神社らしきものがあり、覗くと、お稲荷さんだった。
手を合わせる。

高速の下をくぐり、右手に進む。

コンクリの道から山道となり、登って行く。

避難小屋に出会う。
右には、絶壁がある。

沢沿いを登って行く。
やがて、沢から離れ、

岩峰らしき道になってくると、

尾根の分岐に到着。
右手に進む。

ゆるやかに登って行く。

振り返ると、西峰と三尾山主峰とその東のピークが並んでいる。

やれやれ地蔵が、ちょこんとあった。
花や枝が捧げられていて、ちゃんと面倒をみてる人がいるんだ。

東峰に到着。 ここで昼飯を食べた。

北側が崖となっていて、足元にすかっとした展望が広がる。
前にあるのは、妙高山。

足元を良く見ると、高速の少し向こうの橙の屋根の少し右が車を停めた所だ。

東には、西ヶ嶽・三嶽と鋸山の連なりが見える。

先ほどの尾根の分岐に戻り、さらに西に進む。
西峰への別れに出会い、ここは右手に行く。

岩峰の道を少し登ると、右手に少し展望の開けた場所があり、

先ほどの東峰が顔を出している。
丸く尖がっているのが、面白い。

進んでいると、西峰頂上に。
うかうかしていると、この標識は、見逃してしまう。

しばらくで、先ほどの別れの道とも合流し、さらに進んでいくと、

開けた所で、さらに盛り上がった所に出る。

そこが、三尾山頂上。
城址でもあるようだ。
展望が素晴らしい。
一部木々に遮られているが、四方に開けている。

おだやかな夏栗山。

夏栗山と黒頭峰との間に白髪岳が見える。

鏡峠に向かう。
ここから下る。

これから歩いて行く、尾根の連なりが展望できる。
気分のいい眺め。
黄色いのは、ヒカゲツツジかな。

下ると、鞍部に佐仲峠への別れ。
ここはまっすぐ進む。

岩峰の道を歩く。
案外歩きやすい。

振り返ると、東峰の岸壁と西峰が見える。

下山の岩尾根とその向こうの鋸山の尾根とさらに西ヶ嶽・三嶽まで見える。

やっと出会えたヒカゲツツジ。 東峰の岸壁をバックに。
このレモン色の花を楽しみにしていたんだが。
少し花の盛りを過ぎていた。 残念。

ピンクの山ツツジも見られた。

段々、普通の尾根道になってくる。

覗き岩に到着。
近いと思ったけど、頂上から45分もかかっていた。
道がなくなったように見えるが、岩の手前を左に登る。

またまた展望が開け、目の前に妙高山。

普通の尾根道を進むと、

平坦な所に出て来た。
尾根も終わりかな。

佐仲峠口への別れ。
まっすぐ進む。

やっとこさ、鏡峠に到着。
ここを左手へ。

植林の中の下りとなる。

やがて林道となる。

池のある、下山口に到着。
ここにも、扉があった。
あとは、田んぼの中、車の所まで戻った。
ヒカゲツツジの花の時期から少し遅れたのが、残念だけど、思いがけず、頂上からの眺望が良かった。
岩尾根からの眺望も良かったし。
穴場かな。
(コースタイム)
駐車スペース11:30 → 11:35避難小屋11:50 → 尾根の分岐12:25 → 12:35東峰13:00 → 13:30三尾山14:00 → 覗き岩14:45 → 鏡峠15:35 → 池16:10 → 駐車スペース16:25
三尾山の登山で出会った樹木を紹介します。

ヤブツバキ(地点A)。

ヤブツバキの白っぽい平滑な樹皮。

細かい鋸歯、葉先が短く突き出ている、ヤブツバキの葉。

コバノミツバツツジ(地点B)。

コバノミツバツツジの樹皮。

3枚の葉が束生するコバノミツバツツジの葉。
葉裏がやや白い、葉裏の網目が目立つ、葉裏の主脈に粗い毛が多い。
葉裏が無毛ならミツバツツジ。

コバノミツバツツジの花。

ヒカゲツツジ。

ヒカゲツツジの樹皮。

細長い楕円形で、葉柄の短い、葉裏に黄~褐色の腺点があるのヒカゲツツジの葉。

ヒカゲツツジの薄黄色の花。

アセビ。

ねじれた縦・裂の樹皮で、アセビ・ネジキ。

枝先に集まった、小さな鋸歯のアセビの葉。
鋸歯で、アセビ。 ネジキは全縁で落葉。
三尾山頂上に生えていた主な樹木は、桜、イヌツゲ、アセビ、アカマツの4種類。

頂上の三尾城址に孤高に生えていた古木(地点C)。
たぶん桜。

桜の樹皮。

桜の葉。

イヌツゲ。

皮目が点在するイヌツゲの樹皮。

楕円形で低い鋸歯のイヌツゲの葉。
似たツゲは、全縁で対生。

ソヨゴ。

平滑で皮目が縦につながることが多いソヨゴの樹皮。

縁が波打つ、主脈が目立つソヨゴの葉。
加熱すると、葉が音をたてて膨らみ破裂するソヨゴの葉。

ヒサカキ(地点F)。

褐色かやや橙色の平滑なヒサカキの樹皮。

鈍い鋸歯。
葉先が突き出て、わずかに凹む。
葉裏の葉脈の網目が目立つヒサカキの葉。

ヤブニッケイ。

平滑で皮目のないヤブニッケイの樹皮。

三行脈の葉で、シロダモ・クスノキ・ヤブニッケイ。
葉裏が淡色で、ちぎると甘い香りがするヤブニッケイの葉。












