京都府丹波にある、長老ヶ岳に登った(2014/07/17)。
丹波ICで降りて、27号線、51号線で北へ、45分ほどで、仏主へ、細くて落石があるが、舗装された林道を登って、

管理棟の広い駐車場に停めた。

ここが、登山口。

歩きやすい山道を登っていく。

尾根に出てから、しばらくゆるやかに登ると、680mの立派なあずま屋に到着。
ちょっと体調が悪いのか、もの凄い汗なので、ここで20分ほど休んだ。
7月も中頃になると、近畿の山では、暑すぎる。
できるだけ、北の山に来るんだけど。

西側に展望が開けている。

ここは、少しワイルド。

右が谷で、樹木が豊かで、右に少し湾曲した山道で、すごく感じがいい。

750mのあずま屋への別れ。 右手に少し行くと、

あずま屋がある。 木に囲まれて、見晴らしがないので、休む気になれない。
先ほどの別れに戻って、そのまま登っていく。

緩やかで、幅広い尾根道で実に歩きやすい。
樹木に見とれながら、歩くことができる。
自然林で、種類が豊富である。

穏やかで、いい感じだ。

適度な密度で、樹木が生えていて、豊かさを感じさせる林である。

やがて、雰囲気が変わって、植林の中の道となる。

DDIの電波塔が見えてくる。 頂上近くだ。

DDIの建物横の道を少し歩いて、

建物を回り込むと、道路の右手に登山道がある。

ここから、頂上が見える。 見栄えがしないが。

最後の急坂を登ると、

山頂の広場が見えた。

長老ヶ岳山頂に到着。
大きな岩と立派な石柱がある。
山頂は、見晴らしは開けているのですが、四方という訳ではない。

山頂から北西方面です。

山頂から北方面です。

山頂から北東方面です。
亡漠として、あまりぐっとくる眺めではない。

反対側の南東には、山あいの村が見える。

昼飯を食べて、休んでいると、雷の音が聞こえてきて、暗い雲が広がってきた。
風が吹いてきて、気持ちが良い。
唯、雨にはならなかったので、ラッキーだった。
十分休んで、来た道を下山する。

これは、標高690mあたりから西方面の眺めです。
雲があちらに進んでいる。
駐車場に戻ってから、もう一つの観光スポット、「七色の木」に向かう。
車道を下っていく。

竜王大権現の鳥居近くのスペースに車を停めて、「七色の木」に行く。
左手の道に入っていく。

沢沿いの道を、数分で、

「七色の木」だ。 二つの沢の出会いの斜面に生えている。
カツラの木にスギ、カヤ、ケヤキ、カエデ、イロハモミジ、フジなどの樹木が共生した大木だ。

木々が入り組んで、ややこしいことになっている。

裏手から見ると、こんな感じ。
車に戻って、帰ることにする。

仏主の集落の道から山を仰ぐと、こんな感じ。
但し、尾根が見えるだけで、長老ヶ岳山頂は見えない。
全体的に、すごく歩きやすい登山道で、初心者でも楽しめる山だと思う。
自然林が豊かで、良かった。
(コースタイム)
駐車場10:35 → 11:05 680mのあずま屋11:25 → 750mのあずま屋11:55 → DDIの電波塔12:30 → 12:40長老ヶ岳山頂13:25 → 750mのあずま屋14:00 → 14:15 680mのあずま屋14:25 → 駐車場14:40
長老ヶ岳の登山で出会った樹木を紹介します。

何だか、十字架みたいに、ピンと生えていたので。
モミの幼木です(A地帯)。

幹に直接、葉が生えてますね。
葉先が、二股なので、モミ。

ソヨゴ。

ソヨゴの平滑の樹皮。

ソヨゴの葉。 縁が波打っている、主脈が明るいのが、ポイント。

コナラ。

コナラの縦・裂の樹皮。

コナラの葉。
先太りの葉。 葉柄が1cmあるので、ミズナラでなく、コナラ。

ネジキ。

ネジキの縦・裂の樹皮。 これは、ねじれが微妙。

ネジキの葉。 縁の波打ちと赤い枝も決め手。

ミズナラ。

ミズナラの縦・裂の樹皮。

ミズナラの葉。
先太りの葉。 葉柄が短いので。

アカシデ。

アカシデの縦・筋の樹皮。

アカシデの葉。
側脈は、8対と少ない。

コハウチワカエデ(A地帯)。

コハウチワカエデの縦・筋の樹皮。

9裂。 葉柄の長さが葉身の2/3なので、ハウチワカエデでない。

ウリハダカエデ(B地帯)。

ウリハダカエデの縦・筋の樹皮。 よく見ると、緑ががっている。

ウリハダカエデの葉。
3浅裂。 葉柄が2.5cm。 葉裏の脈脇に赤褐色の毛が固まっているので、ホソカエデでない。

クリ(B地帯)。

クリの縦・裂の樹皮。

クリの葉。
この細長い鋸歯は、クリかクヌギかアベマキ。
鋸歯の先まで緑色だったので、クリ。

これは、「七色の木」(地点C)。
カツラの木にスギ、カヤ、ケヤキ、カエデ、イロハモミジ、フジなどの樹木が共生している。

このハート形の葉は、カツラかな。

この葉は、カエデかイロハモミジ。
全部識別したかったけど、無理でした。
樹木の種類の多い、豊かな自然林の山でした。

