泉南にある泉南飯盛山に登った。龍門山に引き続き、低山で足慣らしである。今回の方が距離があって、しかも山歩きを楽しむことができた。
泉南ICで降り、R26を進むが、途中で渋滞して、時間がかかった。岬公園駅手前の駐車場に車を停め、南海本線で孝子駅に行く。無人駅である。少し南下して、線路を渡り山間いに入っていく。本当に山間で、対面の山肌にところどころ山桜が咲いている。高仙寺に向かう。石段を登ると山門で、金剛力士像が残っているのは珍しい。雰囲気は少し出ているが、名品には足りない。境内の桜が美しかった。さらに石段を登った本堂の裏に、登山口がある。そこそこの登りを150mほど登って、高野山に着いた。この辺りは、木々が鬱蒼としている。ここからは緩やかな尾根道となる。15分ほどで、反射板に到着。和歌山方面の見晴らしがいい。ここから広い道になる。反射板建設のため切り開いたからであろう。藤戸山を通り過ぎ、孝子札立分岐で左手を進んでしばらくで、千間寺跡に着いた。小さな鳥居が印象的で、近くに井戸も残っていた。ここから少し登ると、飯盛山山頂である。スペースがあり、360度の展望が開けていて、気持ちが良い。関空方面の海を見ながら、遅い昼飯を食べる。海景色を楽しんだ後、下山する。しばらく下って、緩やかになり、鞍部になる。このあたりの雰囲気が実にいい。尾根道の両側に林が広がっている。尾根道なので、同じ高さもしくは見下ろす形になる。前方は、提灯講山の低い山並みが壁となっている。振り返ると、飯盛山が美しく見える。この隔絶された感じがいいし、それでいてスカッとした明るさがある。縦横無尽に歩いて探検したくなるような地形だ。前方の山並みに入っていき、提灯講山の頂を過ぎてぐっと左に曲がって歩いていく。けっこう長い道のりである。やがて、下りになり、住宅街に到着。素直に下っていくと、駅前に出た。
低山であるが、なかなかに面白い山歩きだった。
(コースタイム)
孝子駅12:20 → 高仙寺12:45 → 高野山頂上1:00 → 1:15反射板1:20 → 藤戸山1:40 → 分岐2:05 → 2:15飯盛山頂上2:40 → 提灯講山3:35 → 4:20駐車場
孝子の山あい 高仙寺の山門
山門の金剛力士像 境内の桜
孝子 白い山桜
千間寺跡 飯盛山山頂
山頂から関空 山頂から深日方面
山頂から和歌山方面 つつじ
山あいの池 飯盛山を振り返る
俎石山の西の山 鞍部あたり
鞍部あたり 展望台から岬町方面
展望台から岬町方面