ロシア・ワールドカップ・アジア最終予選の初戦、日本代表は、UAEと対戦した。
先発は予想の範囲内だったが、ボランチに若手の大島が起用された。
思い切った起用だ。
大島は、メンタルが弱そうだからね。
試合の入りは、良かった。
まずまず押し込む。
前半10分、清武弘嗣のFKをファーサイドでフリーの本田が頭で合わせて、ゴール。先制する。
その後、流れを少し変えるプレーがあった。
酒井宏樹が相手と揉めて、少し押すと、相手が大袈裟に倒れて、イエローカードを貰う。
何やってんだという感じだ。
ここから、流れが変わったと思う。
そして19分、11番ハリルのドリブルを吉田が余裕で止めたが、ファウルを取られる。
そのゴール前のFKを11番ハリルに決められ、1-1の同点に。
GK西川は十分触れてただけに、外にはじき出さなければならないだろう。
ダメだね、西川は。 かといって、東口も不調だから、起用はしょうがないが。
お互いにあまり攻めが冴えなくなって、前半は1-1で終了。
後半、53分長谷部がゴール前で不用意にボールを取られて、左ゴール前へ。
相手選手を3人で取り囲むが、ボールを取れず、大島が相手の足を引っかけて倒してしまい、PKを与えてしまう。
3人がかりで何やってんだか。 判定は、微妙なプレーだった。
このPKをハリルにゴール正面へチップキックで決められ、1-2とリードを許す。
日本は、宇佐美、浅野を投入し、攻め立てる。
76分には右サイドからのクロスを本田が頭で折り返し、フリーの浅野が左足で合わせる。
当たりそこないが、ゴールラインを割ったかに思われたが、GKがボールを掻き出して、ノーゴール。
決定的なチャンスだったが。
その後も攻めるが、攻めきれない。
宇佐美はもっとサイドに張って、サイドから攻めるべきなのに、時間が経つにつれ、中に入ってしまい、左サイドから攻めれず、最後、右サイドからばかりの攻撃になってしまった。
宇佐美は大反省すべきだ。
そして、このまま、1-2で試合終了。
まさかの敗戦だ。
試合は日本が終始押していた。
時々、ちょっとしたピンチがあったくらい。
日本の決めないとダメな決定機は、本田のゴールと清武の空振りと浅野の当たり損ねのシュートかな。
あと、カタールの審判にやられた。
日本のホームなのに、相手寄りの笛を吹かれるなんて、日本ぐらいだよ。
日本の観客は、もっと審判にブーイングを浴びせるべきだ。
別に、こっちよりの判定はいらないが、せめて公正な笛がほしい。
まあ、そこにびっくりの理由があることは、ネットで囁かれているけどね。
まあ、敗因は審判以外には、前の攻撃の4人に動きにキレがなかったことだね。
本田は、キレがないながらも、さすがに及第点のプレーをしていた。
しかし、岡崎・香川・清武の3人は精彩を欠いたね。
移動しての中数日でのプレーは、きつい。
清武は早めの交代予定だったかもしれないが、使うべきでなかっただろう。
UAEは2か月間準備してきて、日本は数日。
厳しいね。 それでも日本は今まで勝ってきたが、相手も強くなって、厳しくなった。
もうちょっと、Jリーグの選手が先発に出てこないと苦しい。
大島は、意外にも良かった。
うまくボールを散らしていたし、縦にボールを入れることもできていた。
及第点のプレーだった。
PKを与えた以外は。
しかし、メンタルが弱いから、しばらく使えないかもしれないな。
そうそう、UAEのGKは素晴らしかった。 さすが黄金世代と言われるだけはある。
ハリホジッチの采配は、問題なし。
ただ、試合後のインタビューにまともに答えていなかったのは、不満だ。
逃げずに、男らしく答えなければならない。
たとえ、外国人だろうと、日本の監督の最低の義務だ。
さて、たかが1敗なのだが、最終予選初戦に負けたチームで、ワールドカップに行けたチームはないというデータがある。
これが、凄く気になる。
タイには、大勝して、リズムを変えないとヤバイことになる。
引き分けようものなら、予選敗退もありうる。