U-17ワールドカップ・インドネシア大会、U-17日本代表は、グループリーグ初戦でU-17ポーランド代表と対戦した。
U-17日本代表のアジア予選の優勝の戦いぶりは見ていて、頭抜けた選手はいないけど、全体のレベルは高いなというものだった。 さて、その後どうなったか?
日本は立ち上がりからロングボールが多かった。
ポーランドのDFラインが高くて問題ありとでもスカウティングしてたのかな?
前半8分、GKからのロングボール一発で、井上が絶妙のトラップで裏へ抜け出して、GKと1対1になり、シュートを放つが、右のポストに当たって弾かれた。 かなりの決定機だったけど、決めきれず。
この後も、井上は外しまくったな。
しかし、この後、ロングボールを続けている内に、相手DFに対応されセカンドボールを拾われている内に、ポーランドペースになり、日本が受け身になり、パスも繋げなくなった。
ロングボール戦術で先制点が取れれば良かったけど、取れない内にボールを繋げなくなり、完全に相手ペースになった。
こういう弱いアンダー日本代表はよく見る。 こいつらダメな世代だと思うけど、ダメなのは初戦だけで、その後段々良くなるというのを何度も見てきたので、後半どうなるかだなと見ていた。
前半の後半は、危ない場面も何度かあったが、相手のシュート精度が低かったり、GK後藤のファインセーブがあったりして、何とか0-0で凌いだ。 ラインの裏に抜けられて、何度かひやっとしたなあ。
後半、日本はロングボールを少なくして、パスを繋いできた。 これで日本がボールを支配するようになる。
それでも、井上・徳田がシュートを決めきれない。
後半24分、スコールが激しくなって、試合が中断する。
日本が押していただけに、この中断は痛いなと思ったんだが。
再開後、徳田⇒道脇、名和田⇒高岡と前線の選手を交代する。
これが効いたな。
後半31分、中島がシュートのミスキックかなあ?前に蹴ったのを、道脇がPA手前の中央でうまく落としたのを、高岡が受けて右足のシュートモーションから、左足に持ち替えて弾丸シュートをゴール左上に突き刺した。 目の覚めるような鮮やかなシュートだった。
その後も日本が押すが、追加点は取れず。
最後にポーランドも反撃してきて、後半46分、左からのグラウンダーのクロスをミコワジェフスキがゴール前でシュートを放つが、後藤が足でセーブした。 危なかったな。 シュートが正面を突いてくれた。
どんな勝ちゲームでも最後に危ない場面は訪れるもんだな。
そして、このまま1-0で逃げ切った。
正直、日本代表の調子は悪かったけど、初戦に調子がでないのはよくある事なので、それでも勝ち切ったことが大きいね。 今後、もっと良くなるだろう。 前線の選手を多く選んでいるので、攻撃センスを持つその多彩な選手達が、誰かがどれかの攻撃パターンで崩してくれるのが楽しみだな。 今回は、井上・徳田が不調だったけど、代わりに出て来た高岡が点を取ったからねえ。
この試合で一番目立ったのは、GKの後藤 亘だね。 ハイボールに強いし、セーブ力もある。 キックが凄く飛ぶしね。
アスリート能力の高さが伺える。 鈴木彩艶の次のGKは、後藤 亘だね。