キリンカップ決勝で、日本代表はチュニジア代表と対戦した。
チュニジアの守備の強度が強くて、緊迫感のある一進一退の試合になった。
CBの所にはプレスには来ないが、遠藤航の所にボールが来ると、厳しいプレスをかけてきた。
ブラジル戦もやられてたな。 遠藤は巧いという選手ではないので、これをやられると苦しい。
そういう時には、守田がよく降りて来て、ボールを貰いに来てたけど、原口や鎌田にはそのセンスがないね。
2人とも、前でボールを貰いたいタイプでビルドアップにかかわるタイプではないからな。 しかし、そういうプレーも見せないと、競争には勝てないけどな。
まあ、しかしそれでも伊東の縦突破からチャンスを作っていた。
前半35分、長友のヘディングパスから伊東が縦に抜け出してクロス、飛び込んだ鎌田が無人のゴールへ流し込むだけだったが、うまく足にミート出来ず、後ろに流してしまう。
超決定機だった。 これを逃してたら、攻撃で選ばれてる選手としては、失格だな。
前半は、このまま0-0で終了。
後半も、同様な展開だったが、後半8分、ハイボールの競り合いのボールで伊藤がチュニジアの選手に抜け出されてしまい、PA右へ斜めのパスが出された。 チュニジアの選手が抜け出しかけた所を吉田が足を出してしまって、相手を倒してしまい、PK。 板倉がカバーに間に合っていたので、板倉にまかせれば良かったのだ。
板倉が見えていなかった吉田のミスだし、板倉もまかせろと声掛けしなければならなかっただろう。
吉田麻也がやらかしてしまったな。
そして、PKを決められて先制される。
後半15分に三苫と古橋を投入。
今度は、三苫がドリブルで縦突破してチャンスを作り出す。 しかし、決定機までとはならない。
チュニジアが固かったし、日本の中への入り方も良くなかったな。
そんなもどかしい時間が流れたが、後半31分、GKからのロングボールがDFを越えて流れて来たのを、シュミットダニエルが前に出て処理すればいいものを、下がってしまう。 GKが取るだろうと思って、吉田が緩慢な対応をしている所に、相手にプレスをかけられて、ゴールライン間際で奪われてしまう。それを中に折り返されて、決められた。 吉田の今日2回目のやらかし。 まあ、しかし、これはシュミットダニエルが悪いな。
あれぐらいのボールなら、GKがカバーするという気持ちがないと、全然ダメ。
シュミットダニエルを主軸として使っていなかったから、DFラインと連携が取れていない欠点が出てしまったな。
この後、日本は攻めあぐねて、このまま終了かと思っていたロスタイム、吉田が相手とボールをめぐってぶつかって、ルーズボールになったのを相手に拾われて、さらに三苫が取りかけたのだが、倒れながら蹴ったボールが相手へのパスになって、フリーで前に持ち出される。 3対2のピンチの場面になって、ジェバリはパスを出さずに、強烈なミドルシュートを放つと、見事にゴール左上へ突き刺さった。 0-3。
これで試合終了。
完敗になった。
まあ、チュニジアの守備が固くて崩せなかった。 そして、攻めた所をロングボールからカウンターのチャンスを作られ、ミスで決められた試合になった。
前半に鎌田が決めていれば、カウンターを喰らうこともなく、勝てたかもという試合だったんじゃないかな。
WC同組のコスタリカがこういう守備の固いチームみたいなので、いいシミュレーションになったかもな。
吉田麻也がやらかしてしまったな。 しかし、CBの球出しという点では吉田が一番だから、キャプテンでもあるし吉田には何とか持ち直して欲しいな。 衰えて来ているかもしれないのが、心配だな。 冨安と組んでいれば、また違ったんだろうけど。 板倉は吉田への声かけが出来てないんじゃないかな。 遠慮みたいなものから。
シュミットダニエルが問題だな。 気迫が感じられない。 権田もダメだけど、シュミットもダメだな。 これじゃあ。
伊東と三苫のドリブルはある程度通用するので、一人で突破出来ない時のサポートの形を作っておけば、そしてクロスを中で仕留める時の形も作っておけば、何とかなるんじゃないかなと思うけど、その形を作れてないからなあ。 森保監督は。 例年のようにWC前に一か月の期間があれば、仕上げが出来るかもしれないけど、今回は準備期間が短いので、9月には準備しておかないとな。