AFCアジアカップUAEのF組第2戦、日本はオマーンと対戦した。
FWは武藤ではなく、北川か。 意外だった。
ボランチを遠藤航、冨安をCBに下げたのは予想通りだった。
権田を使うのか。
前半、日本が立て続けに決定機を迎えた。
堂安が右サイドを食い破りクロス、原口が何とかシュートを放つが、バーに当たる。
南野がこぼれ球に反応して、GKと1対1になるが、シュートをセーブされてしまう。
冨安からの裏へのロングフィードを、南野が抜け出してシュートを放つが、枠の右に外してしまう。
遠藤がボールを奪取し、素早く縦パスを打ち込む。南野がこれをうまく収めて、シュートを放つが、GKにファインセーブされる。 その跳ね返りを堂安がシュートするが、DFの頭に当たってしまう。
逆に、前半20分、オマーン鋭いカウンター、ドリブルで持ち上がられ、右サイドにスルーパスを出される。 ムフセンアルガッサニがペナルティエリア右で、権田をかわして角度のない位置からシュートを放つが、枠の左に外れた。 冨安がカバーに入っていたから枠内なら何とか蹴りだしていたと思う。
そして、前半26分、堂安からの斜めパスを、南野がうまく受けて、シュートを放つが、またもGKにセーブされてしまう。しかし、そのセカンドボールに原口が素早く反応、相手DFが蹴りだそうとするのぶつかって倒されてPK。 これを原口が落ち着いて決めた。 あれが、PKとは可哀相だった。 ボールに触れたのは、ほぼ同時だったからねえ。
そして、前半45分、オマーンが攻撃、うまく左サイドに流してクロス、ヘディングの跳ね返りをシュートを打たれるが、投げ出した長友の体に当たって、弾き出してCK。 長友の脇下の手に当たっていたけどね。 VAR判定ならPKになっていただろう。 ラッキーだった。
前半は、1-0で終了。
後半は、つまらない試合になった。
オマーンは決定機を何度も作られたので、守備を固めて来た。
日本はそれを攻めあぐねる。 全然チャンスを作れなくなった。
そして、オマーンもチャンスを作れなくなった。
そして、このまま、1-0で終了した。
まあ、何とか確実に勝ち切ったという試合だった。
ラッキーな判定でPKを取ってもらって、そして相手にはPKを取られなかった。
いつも日本はアジアで不利な判定を喰らうのだが、今回は珍しくラッキーだった。
南野が4回あった1対1を決めていれば、楽勝だったんだけどねえ。
本番に弱い南野めと最初は思ったが、何も出来なかった北川と比べれば、チャンスを作れるポジションに動けていたし、トラップ一発で前を向いてシュートまで持っていけていた。 シュートだけがダメだった。 勿論FWはそこが大事なんだけど。 しかし、気合の入ったプレーをしていたし、相手ボールを奪おうとする守備も出来ていた。 プレー自体は凄く良かったよ。 今後に期待しよう。
冨安はCBに戻って良かった。 ロングフィードを一発通したし、ピンチでゴールカバーに入れていた。
良かったのは、この二人くらいかな。
北川は全然ダメ。 このチャンスを物にしてやろうと言う覇気が感じられなかった。
裏への抜け出しがなかったし、降りてボールを貰う動きもなかった。 ディフェンスもなかったし。
完全に試合から消えていた。 南野と同タイプだから、使えない。
明らかに武藤の方がいいけどね。 なぜ使ったのか、疑問だね。
酒井 宏樹も調子が悪かった。 全然試合に乗れていなかった。 ダメだね。
あとの選手は可もなく不可もなく、という感じ。
まあ、グループリーグはこんな感じでもいいけど、トーナメントに入れば、こんな調子ではダメだ。
グループリーグ突破を決めたから、次は、選手を大幅に変えてくるだろうし、そうしなければダメだと思うけど、弾みをつけられるかどうかだね。 このまま調子が出ずに敗退とかなれば、目も当てられない。
それにしても、異次元の攻撃を作り出していたのは、中島翔也なんだなとはっきりした。
まあ、中島翔也不在で、これまでの日本代表になってしまったけど、それでも何とか優勝して欲しいね。
そうそう、森保監督の「総力戦で戦っていくということで、できる限り全員の選手を使ってあげたいと思っている」というコメントが気になった。 アンダー世代では、出来る限り全員の選手を使うことは意味があると思っている。 使ってみないとわからないという所もあるし、誰が伸びるかわからないので、経験を積ますことは意味がある。
しかし、代表トップは別だ。 実力がある選手が出るべきだ。 勿論疲労を考慮して、次は控えメンバーを使うべきだとは思うけど、それは決して「使ってあげたい」ということではない。
「使ってあげたい」という温情はダメだ。 やっぱし、森保監督はこの懸念がある監督なんだな。
今後、命取りになる可能性がある。 甘~い空気を代表に持ち込むことになる。 これが、日本人監督の危険性なんだな。