カタールWC第3戦で、日本代表はスペインと対戦した。
クロアチアvsベルギー戦を見た後、一眠りしてから見た。 途中眠気に襲われることもなく、良かった。
先発を見て、遠藤航は怪我で出られなかったが、冨安もまだ出られないのに驚いた。
谷口を入れて、3バック。 厳しいなと思った。 左WGは長友。 当然としても、前半は攻めれないなと思った。
一方、スペインは先発を5人入れ替え、ここでターンオーバーしてきた。 ターンオーバーは必須なんだよ。 素人はわかってない。 自分はJリーグとACLを戦うJのチームを見ていて、その必要性を悟った。 スペインは、DFを3人入れ替え、前回の記事で書いたように、出ずっぱりの中盤の3人は変えなかった。 これは、中盤が終盤落ちるぞと思った。
前半、スペインがボールを完全に支配した。 しかし、後ろで回すだけで、新たなDF陣は確かに回すのは巧かったけど、効果的な縦パスを入れれてなかった。
しかし、それでも前半11分、アスピリクエタが右サイドから奥からの戻されたボールをクロス、モラタがゴール前でフリーになっていて、ヘディングシュートを決めた。 板倉の守備がどうだったんだろうな。
なんか、あっさり決められて、これはヤバイと思った。
しかし、この後、大きなピンチもなく、前半終了。
日本は、前田が時々前からプレスをかけたが、1回ぐらいでなかなか嵌まらなかった。 もっと出来るんじゃないかと思ったが、よくやったんだろうな。
後半、頭から三苫・堂安を入れてきた。
すると、いきなり後半3分、三苫、前田とプレスをかけ、GKがバルデに蹴った浮き球を、伊東が突っ込んでヘディングで落としたのを、堂安が拾って、DFを外して、PA右角から強烈なシュートを決めた。 GKシモンの手をはじく、強烈なシュートだった。
さらに、その3分後、田中碧からのボールを受けて堂安が右からグラウンダーのクロス、三笘がファーサイドでゴールラインぎりぎりで折り返すと、ゴール前に飛び込んだ田中碧が体でゴールに押し込んだ。
何と、大逆転。 ゴールがゴールラインを割ったかどうかでVAR判定となったが、ボールが数mm白線にかかっていたようだ。 ボールにチップを埋め込んで測定した、テクノロジーの勝利だね。
VARに目が行ったが、あれを折り返したのは、三苫の超絶テクニックだったね。
後半25分にも、自陣深くで三苫がパスカット、そこから一気にドリブルで前線に持ち上がり、中央に絶妙なグラウンダーのクロス、浅野が右足で合わせるが、合わせ切れず枠の右に飛んでしまった。 下手糞~。
後半23分、スペインがファティとアルバを入れて左サイドの攻めを強化すると、森保監督はすかさず、右WBに冨安を入れて、右サイドを封殺。 その後、何度かピンチはあったが、決定機にまでは至らず、凌ぎ切った。
スペイン相手に、ドイツ戦に引き続き、2-1の大逆転勝利。
ドイツ戦は、4バックから3バックへの変更と他手続きの選手交代で大きな変化をもたらして成功したが、今回は、最初から3バックだったので、大きな変化を生み出せなかったけど、三苫・堂安だけで勢いを出した。 これほど巧く行くとは、信じられないよ。
前半、ドイツやスペイン相手に0-1で先行されて、それでも良しで後半攻めに出て、逆転する。 その自信があることが、凄い。 サッカーで逆転するのはかなり難しい。 特にこのような強豪相手に。 スペインにリードされて、後ろで回されたら、ボールを取るのは相当大変だからね。
これは、凄いことだよ。 この自信をよく手に入れたな。 日本代表は、精神面でも飛躍的に成長したんではなかろうか。 日本代表は、何かあると自信のなさが現われて、それが勝ち切れない原因だと、ジーコやザックに指摘され続けていた。 それを払拭したかのような戦い方だった。 海外組が欧州で活躍して少しずつ積み上げてきた自信と森保監督のメンタルコーチングの成果だな。
いや~、興奮した。 ドイツvsコスタリカ戦が二転三転の試合だったので、引分けでどうなるか気になったけど、最終的には引き分けだとダメだった。 そこを勝ち切ったんだからな。 凄い。
コスタリカ戦はターンオーバーが不徹底で、まだ慎重居士なのかと批判したけど、スペイン戦は、怪我人で苦しい事情ながらも、よく最適解を見つけて、戦術を立てた。 名将森保監督だな。
選手も成長し、監督も成長した。 最初からの名将ではない、東京五輪を経て名将になったよ。
次は、ベルギーを下したクロアチア。 試合を見たけど、クロアチアは相当巧い。 プラス、フィジカルがあるからね。 ドイツやスペインと遜色ないようにも見えた。 ただ、メンバー変更をしてないようなので、疲労の影響が出るかも。 日本はここに勝って、ベスト8の壁を破るのが大目標。 何とか、クリアしてもらいたいな。 このメンバーで歴史を作ってもらいたい。 作れる可能性は5分だと見た。
日本は、1歩1歩着実に壁を乗り越え、成長してきた。 このチームでも壁を乗り越えて欲しいね。 1歩1歩が世界チャンピオンへの道に繋がっている。 例え自分がチャンピオンになれなくても、それを後世に託せられる継続性が日本民族の強み。 期待したい。
(おまけ)
「NO FOOTY NO LIFE」のサイトで面白いのを見た。 笑った。
三笘の折り返しが、ゴールラインを割ったかどうかで、散々盛り上がった後、投稿された。