J1第14節、ガンバ大阪はアウェーで横浜F・マリノスと対戦した。
前半、一方的にマリノスに攻められる。
完全に5バックになってしまったから。
オジェソクと藤春だとこうなってしまう。
オジェソクは攻撃力がないし、藤春は裏への抜け出しはあるけど、ドリブルで抜けるわけじゃないからね。
しかし、点は取られる気がしなかった。
前半は、0-0で終了。
後半7分、今野の代わりにトップ下に投入された藤本が、センターサークル内からロングシュート、前に出ていた飯倉の頭上を越え、見事にゴールに吸い込まれた。 藤本の狙っていた技ありゴール。
飯倉は、これでロングシュートで3失点目。
飯倉は、GKが前の広い範囲をカバーするポステコグルー監督のサッカーの犠牲者だな。 よくやっていると思うが。
まさか、ガンバがこのサッカーで点を取るとは思わなかった。 ラッキーだった。
そして、この5バックならマリノスには点を取られないだろう、勝ちだろうと思った。
しかし、好事魔多し。
後半16分、ゴール前でマテウスが不用意に天野を倒してしまう。 反則するような状況ではなかった。 ブラジル選手はこういうのが多い。
このFKを天野が見事にゴール左上隅に突き刺した。
1-1の同点。
その後も一方的にマリノスに攻められるが、5バックの効用で逃げ切っって、1-1の引き分け。
何ともつまらない試合だった。
たとえフロンターレ相手でも厭なのに、マリノス相手に守備的なサッカーをした。
守備を意図したんじゃないんだろうが、結果的に守備一方のサッカーになった。 情けない。
オジェソクと藤春をサイドハーフに置いたら必然的に5バックになる。 クルピは馬鹿か。
なんで米倉を使わないんだ。 ベンチにもいなかったから、怪我でもしたかな。
クルピは、長澤とファンウィジョの2トップにしたかったんだろう。
それにトップ下を置くと、3バックになってしまう。
4-4-2は、遠藤を前で使うなら苦しい。
選手交代も不満。
長澤の代わりに中村 敬斗をワントップで使うなんて、言語道断。
中村はドリブラーだ。 ウィングで使ってこそ意味がある。
いきなりFWでなんか使ったら、才能を殺してしまうよ。
クルピは本当にいい監督なんだろうか?
セレッソの時、本当に良かったのかな? 大いに疑問だ。
今期はもう上位に食い込むのは無理だろう。
世代交代を図っていくのか、このまま何となく戦っていくのか、チームとしての方針をはっきりさせた方がいい。
遠藤、今野、藤本とベテランを使いすぎ。 特に藤本は?だな。
世代交代にならない。
降格するかもと考えたら、ベテランに頼るのもしょうがないけど。
何か未来がないなあ。
ポステコグルーの方が未来を感じるよ。
あの守備的なチームをあそこまでパスをつなぐサッカーにしてるんだから。 今は生みの苦しみを味わっているだけに見える。
クルピは攻守のバランスを見つけようとしている所と言うが、一体それは何だ?と思う。
システムではないんだろう。 とすると、こういうメンバーでこう配置したらベストバランスが取れると見つかるかもしれない。
しかし、それは、そのメンバーでならということだろう。
選手はいくらでも怪我するんだから、そんなバランスなんて維持できない。
ある程度、こういう戦い方をすると決めて、そこに選手を当て嵌めないとダメだ。
何か良くなっていくという未来が見えないよ。
監督にビジョンがないんじゃないかな。 高齢のブラジル人監督ならあり得ることだと思う。