ロシアWC準決勝、フランスvsべルギー戦が行われた。
自分の予想は、フランスのダブルボランチ、ポグバとカンテがアザールとデブライネを抑え切って、フランスが勝つというものだった。
前半から密度の濃い戦いが繰り広げれれる。
互角の立ち上がり。
べルギーは、アザールとデブルイネが違いを見せつける。
フランスは、ポグバとカンテがボール奪取して、カウンターを喰らわせる、という戦い。
フランスが自陣でボールを奪っても、すぐさまべルギーが奪い返そうとするのだが、フランスはワンタッチでボールをつないで掻い潜る。
緊張感のあるボールの奪い合いで面白かった。
フランスは、こぼれ球やルーズボールへの反応がまた速い。 態勢を崩しながら、ボールを奪って、相手に寄せられても、フィジカルの強さで持ちこたえて繋げてしまう。
その辺りが、フランスの方が1枚上手だった。
前半、お互いにチャンスがあったが、べルギーは、
前半21分、クロスをフェライニが落として、アルデルワイレルトが反転しながらシュートを放つが、ロリスのスーパーセーブで防ぐ。
フランスは、前半34分、グリーズマンからのパスをエムバペがワンタッチでゴール前へ折り返して、ジルーがダイレクトで合わせるも、ジャストミートせずに外れてしったシュート。 これが一番の決定機かな。
互角のまま、前半終了。
後半6分、グリーズマンのCKからニアサイドに飛び込んだウムティティが頭でフリック気味に合わせて、クルトワのニアサイドを抜いて見せた。 フランスが先制。
この後、べルギーが選手交代で攻めの圧力を強めようとするが、フランスもカウンターで対抗。
メルテンスのアーリークロスが迫力があったが、それも防がれるようになる。
時間と共に、フランスは守りを固めてくる。
グリーズマンは、見ていて、守備もさぼらないいい選手だなあと思った。
時々、GKも含めたバックラインに積極的にプレスをかけていたし、中盤に下がって、パスコースを消す動きもしていたし、運動量が多い。 無駄な動きをしていない感じ。
勿論、攻めに回れば、パス回しも、ダイレクトパスもドリブルも、臨機応変にいいという感じ。
偶々、注目して見ていたけど、素晴らしいプレーヤーだなと思った。
後は、エムバペとグリーズマンのボール回しで時間を稼いだり、引き気味の守備でフランスが逃げ切った。
試合後、アザールが
「失望している。僕たちはより多くのものを勝ち取るのに値したと思う。フランスは後半ずっと守備的にプレーしていた。そしてそれが彼らにアドバンテージをもたらしたね。でも僕はあんなフランス代表の一員として勝つくらいならばベルギー代表の一員として負けた方がいい」とコメントしたり、
クルトワが「すごくいら立つ試合だった。フランスは全くプレーしていなかった。彼らのゴールから40メートルのところで11人でディフェンスをしていた」と語っていたが、
フランスは言うほど、つまらない守備的な試合をしていたわけではなかった。
負け犬の遠吠えだね。
見ていて、緊迫感のある十分面白い試合だった。
球の奪い合い、デュエルでフランスが勝っていたのが、フランスの勝因だったと思う。