森保一日本代表監督の続投が決まる。

 日本サッカー協会(JFA)は28日、サッカー日本代表の森保一監督が続投することを発表した。

何とも言えないな。
正直、森保監督はよくやったと言える。 ドイツ・コスタリカに勝ってスペインに負けるより、ドイツ・スペインに勝ってコスタリカに負ける方が嬉しいだろう。 そんなことも考えてみずに、コスタリカ戦の敗戦で森保監督を攻めるのは、バカとしか言いようがない。
コスタリカ戦で遠藤航の代わりに柴崎を使わなかったことと、クロアチア戦の膠着状態からの打開策を打てなかったのが不満だけど、ドイツ戦とスペイン戦の采配は素晴らしかったから、プラスマイナスで考えれば、トータルでおおいにプラスだった。 素直に考えれば、そうなる。
ドイツとスペインに勝つのが当たり前かのように考えて、森保監督を批判する奴らは、バカだな。

さて、続投で心配なのは、選手の新陳代謝が進まないことだ。
カタールWCの成功によって、監督と選手の間に強い信頼関係が形成された。 カタールWCに向かって、強い信頼関係が形成されていくのは、素晴らしいことなんだが、これからは次のWCに向けて、新しい選手を見つけていくことが重要になる。 強い信頼関係があると、今までの選手を使わないという選択が難しくなる。
それが、チームの新陳代謝を遅らせる。 だから、誰であっても監督の続投は好ましくないと思う。

だから、続投監督が成功するのは、選手との関係を一から作るぐらいのつもりでないとダメだと思う。
最初の試合は、選手を半分くらい入れ替えるぐらいの覚悟が必要だな。 

森保監督のコメント
「我々がボールを握ってゲームをコントロールすること。速攻であれ遅攻であれ、我々がボールを奪って、そこからゲームをコントロールできるようにしなければいけないと思っています」
「まだまだ試合をコントロールするボール保持はできていませんが、ボールを放棄することはこの4年間でほぼなくなったと思います。コスタリカ代表戦ではボールを繋ごうとして、そこから失点につながってしまいましたが、間違いなくマイボールを大切にすることが我々の強みだと、選手たちが勇気を持って実践してくれた」
「守備から攻撃に移った時のカウンターではある程度チャンスを作れたと思いますが、ボールを握りながらアタッキングサードでシュートチャンスをより多くすることに長けている、元選手のコーチを招聘できればと思っています」
「攻撃でボールをコントロールしながら速攻、遅攻を仕掛けていくことはとても大切ですけど、サッカーはボール奪い、ボール守るという、デュエルの部分の本質のところで力を持っていなければ技術、戦術は全く生かされない」

全く正しいことを言っている。
「守備から攻撃に移った時のカウンターではある程度チャンスを作れたと思いますが、ボールを握りながらアタッキングサードでシュートチャンスをより多くすることに長けている、元選手のコーチを招聘できればと思っています」
アタッキングサードでシュートチャンスをより多くすることに長けている、元選手のコーチが、誰になるのか、注目だね。 そこを自分がやらねばと考えていない所がいいね。 自分の得意は守備とチーム作り。 攻撃はもっとそれが得意なコーチにやってもらおうと。 素直に言えてる所がいいね。

正直、スペインやドイツ相手にボールを握れるようになるのは、監督の力というより選手の力。 そこを森保監督の責任にするのは無理があるな。 その実力差を考えて、勝つのに最適な戦略を取るのが、監督の力であって、そういう意味では、ドイツ・スペインに勝ったのは監督の力と言えよう。

代表監督には、どんな人がふさわしいのか?考えさせられるね。
代表監督には、クラブの監督みたいに練習時間を長く取れる訳ではないので、細かな難しい戦術浸透は無理だ。 戦術得意の監督より、選手選考とチーム作りに長けた監督の方がいいのかもしれない。
森保監督が、選手選考とチーム作りに長けているのは間違いない。 長く見て来て、そう思う。

最初の2年ぐらいは、新しく選手を選び直して、新しいチームを作るつもりでやって欲しい。
WCが近づくにつれて、カタールWCの選手達を呼び戻すことになるとしても。

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