J1第19節、ガンバ大阪はホームで清水エスパルスと対戦した。
出場メンバー。
やっと小野瀬を右インサイドハーフで使ってきた。
福田を右ウィング。
前半、完全に清水に主導権を握られた。
面白いようにスムーズにパスを繋がれ、逆にガンバは前にボールを繋げなかった。 酷かった。
清水のプレスが良かったのもあるんだが。 篠田 善之監督は、清水の守備を立て直したんだな。
それでも、決定機はあまり与えなかった。
右サイドからのセンタリングをドウグラスがPA中央で左足でボレーシュートを放ったぐらいか。
それにしても、歯痒い前半だった。
小野瀬のインサイドハーフが機能していなかった。
自分の見込み違いかなあ？ 小野瀬は決定力があるし、スペースがなくてもやれると見ていたんだが。
慣れが必要なだけだと思う。
後半、正確なことは言えないが、倉田と左右を入れ替えたように見えた。 少しマシになったが、それでもイマイチだったかな。
そして、遠藤と交代。
遠藤が入ると、俄然パスが回るようになった。
やっぱり違うねえ。 いい所にボールを貰いに行くし、いい所にパスを出す。
遠藤は生き返ったと思うよ。 以前は、やっぱし調子が悪かった。
矢島にポジションを奪われて、活性化したね。 後半投入もいいと思う。
前半、じっくり相手と味方のプレーを見て、こういう風にプレーをしようというイメージを持って、グラウンドに入った方がより遠藤の力が発揮できるように思われる。
それでも、最後崩しきれなかった。
後半32分、アデのパスを中村がダイレクトで打ったシュートを西部に弾かれる。
後半35分、ウィジョが左サイドからドリブルで持ち上がって放ったシュートは、ゴールポストに弾かれる。
後半38分、右サイドからのクロスをウィジョがニアに走り込んで、合わせるが外れる。
立て続けに、チャンスを迎えるが点にならない。
じりじりしながら、引き分けに終わるのかと思っていたら、後半43分、福田が右サイドからのマイナスのクロスを滑ったRアウグストが足に当てるのが精一杯のボールを、矢島が直接シュート、逆サイドネットに沈めた。
少しラッキーだったが、いいコースに蹴り込んだシュートだった。
終了間際の待望の先制点。
後は、きっちり凌いで、貴重な勝ち点を掴んだ。
前半はイライラ、後半はじりじりしたけど、しびれる試合を勝った。
下位から中位を争う清水との直接対決を制したのは大きい。 連敗しなかったのも。
そして、最近得点力の高い清水を完封した。 どちらかと言えば、攻撃的なメンバーの布陣で失点を減らしているのは、さすがだな。
むしろ、この面子で得点が少ないのが不思議なんだが。
福田は右ウィングでプレーしたが、良かった。 左右どちらでも出来るのは、大したもんだ。
色んなポジションが出来るような気がする。 田中達也が移籍したのは残念だったけど、福田も十分やれる。
今後に期待だな。
食野は、苦しんでるね。 凄いゴールを決めたもんだから、完全に対策を取られている。
この壁を越えれるかどうか。 何とか、頑張って欲しいね。 今年からFWをやってるそうだから、キツイとは思うけど。
さて、ウィジョのラストの試合みたいだったな。
最後、胴上げされていた。
勝って送り出せたのは良かった。 ウィジョはゴールを決めたかっただろうが、惜しいシュートもあったが、ゴールは取れなかったな。
ウィジョがいなくなって、攻撃の組み立てをどうするか、難しくなる。
抜きんでたパスワークと最後個人の力で点を取るというサッカーになるのかな。
宇佐美、アデミウソン、食野のFWだと、そうならざろうえない気がする。
そこにポストプレーの出来る渡邊千真を絡ませて、変化を加えるという所かな。
不安と期待がある。 不安の方が大きいけど。