ガンバ、若手が躍動して勝つ。 G大阪1-0C大阪。

 J1第12節、ガンバ大阪はホームでセレッソ大阪と対戦した。


出場メンバー。
 驚きのメンバーとシステム。
ヨンゴォンが累積警告で出れないのがラッキーで、菅沼と三浦のCBコンビでやれるんじゃないかと思っていたら、3バックで来た。 おまけに右ストッパーが初先発の高尾 瑠。 右SBの選手に務まるのかと心配したんだが。
この3バックは、誰も予想できなかったんじゃないかな。
おまけに矢島のワンボランチ。

 前半10分、高木にDFの裏に抜け出され、東口と1対1になるが、東口がファインセーブで防ぐ。
今度は、前半13分、ファンウィジョがヨニッチのGKへのバックパスをカットして、GKと1対1になるも、キムジンヒョンに防がれてしまう。 これでお相子。
この後は、互角の戦いで前半終了。

 後半、セレッソは高木に変えて、ソウザを入れてくる。 なんだソウザを出していなかったのか、バカな。
後半10分、高尾が鋭い縦パスを入れ、高江が受けると、PA右に走り込んだ倉田にさらに縦パス、絶妙ワントラップで、右足を振り抜き、ゴールネットに突き刺した。 待望の先制点。
この後、セレッソが攻めを強めてくる。 しかし、CF都倉が怪我で、迫力がない。
ガンバは何とか凌ぐ。 そして時々鋭いカウンター。
後半21分、矢島がソウザからボールを奪い、すぐさま前線のファンウィジョにロングパス、ドリブルでシュートチャンスを伺いながら、中に走り込んできたアデミウソンにパスを出すも、少し前になって、アデミウソンは足に触るのが精一杯で、枠を外す。
これは、矢島の素晴らしいプレーだった。 ボランチらしくボールを奪い、しかもすぐさま正確なロングパス。
これ以上ないプレーだった。 正確なロングパスよりソウザからボールを奪ったプレーを絶賛したい。
矢島にこのプレーが出来たら、遠藤の代わりに先発に出れる。
矢島に希望が持てたプレーだった。
さらに、後半46分、福田がボールを持って左サイドを駆け上がり、PA左に進入、中にウィジョとアデがいたにもかかわらず、自らのシュートを打つも、GKにキャッチされた。 パスを出していれば、1点ものだったが、福田は勢いでシュートを打った。
アドレナリンが出まくっていたんだろう、しょうがない。
そして、ピンチもあったが、何とか逃げ切った。

 宮本監督が賭けに勝った。
何かを変えなければと打った手が、3バックと高尾・福田・高江の起用だ。

まず、高尾 瑠の守備。 結構出来た。 やれるよ。
目標とするのが「自分とスタイルが似ている」という内田篤人(鹿島)。「止めてはたいて、ビルドアップが上手く、ボールを持ちながら前につけられる。そこを内田選手から学びたい」らしい。
これは、右SBで起用してみたい。 どんなプレーが出来るのか。 小野瀬といいコンビを築けるかもしれない。
一番驚いたのは、福田 湧矢だ。 ボランチまたはサイドハーフの選手かと思っていたのだが、左WBで起用した。
後半、相手に囲まれた状態で、いきなり縦へドリブル突破を図って、抜け出したのだ。
おっ、やるじゃないかと驚いた。
これで、自信を持ったのか、またドリブル突破して、最後はシュートまで強引に打った。
福田にドリブルの才能があるとは意外だった。
ボランチなら滅多にドリブルしないからねえ。 倉田もデビューはボランチで、前でドリブルするようになって、才能が花開いたからなあ。 福田も同じ道を辿るのかもしれない。
そして、激しく上下動を繰り返し、守備でも奮闘していた。
食野も最後出てきたけど、自信を持ってドリブルしていたし、振り向いてのいきなりのシュートは、早くてパンチ力もあった。

とにかく、若手に凄く希望の持てた試合だった。
そして、完封したのも大きい。 守備が崩壊していたからね。
次は、札幌。 攻撃力があるからね。 どう守るか。
システムとメンバーをどうするか? 同じで行くか変えるのか、難しい所。
とにかく、ヨンゴォンとジェソクなしで、やって欲しいね。
それが、良かったんだから。

最後に、DAZNの解説が途中からいいなあと思った。
システムやその影響を的確に話していた。
誰だ、この解説者は?と調べてみると、岩政大樹で、驚いた。
ネット記事を読んでると、冴えない解説だなあと思っていたんだが、しゃべると、いいじゃないか。
解説者も選別していって欲しいね。

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