インドネシアで開催されているアジア競技大会のグループリーグ第3戦で、U-21日本代表がU-23ベトナム代表と対戦した。
日本は既にトーナメント進出を決めている。
開始わずか3分、後ろでのボール回しで、原からGKのオビにバックパス、立田へまたオビへ、そして神谷へ出すが、神谷に二人プレスが来て、神谷がトラップミス、それを奪われて、ベトナムにシュートを決められてしまう。
まあ、オビはパス回しに慣れていないんだろう、続けて2度も来て、次は、神谷へ出すしかない心理に追いつめられていたかもしれない。
オビは、
「優太が前を向けなくてもいい、リターンでもいいと思って出した。試合の入りだったのでテンポを作れればと思ってあのプレーを選んだ」「振り返ってみれば判断ミスかもしれない。結果的に失点になるのであれば、自分が大きく蹴れば良かった」とコメントしているが。
まあ、二人とも悪かった。 神谷はプレスを感じて、リターンすべきだったし、オビもリスクのある所に出すべきでなかった。
シュートも簡単に決められたように見えたが、ゴール後ろからのカメラだと、オビの手は届いていた。しかし、ボールが最後少し跳ねた。
ついていないのもあったな。
前半、日本は攻め手を見つけられず、後ろで回すだけ。
ベトナムはそれなりに攻めてシュートも打っていたが、点を取られそうな場面はなかった。
後半、日本は4-4-2にシステム変更した。
これが、いい采配。 森保監督は3-4-2-1に固執するかと心配していただけに、少し安心したよ。
日本の両サイドに攻撃力はない。 それなら、前線に人を増やせるシステムにしないとね。
神谷に代えて松本泰志を投入すると、前へのパスが多くなって、攻めれるようになった。
何度かチャンスを作ったが、一番の決定機は、89分、原から上田まで一気の縦パス、上田が半身で抜け出し、GKまで交わすが、体勢が崩れ、ゴールに蹴り込むことができなかった。
このまま、終了。 0-1で負けた。
まあ、ふがいない攻めで、負けたが、それほど心配するほどでもない。
ベトナムにチャンスは与えていなかった。 最初のミス以外。
森保監督がシステム変更する柔軟性を見せたのは、評価に値する。 選手も難なくこなした。
自分としては、4-4-2または4-2-3-1からスタートして、3-4-2-1で逃げ切る采配を見たいね。
オビも最初の神谷へのパス判断以外は、問題なくプレーしていた。
あのシュートも防げていたかもしれなかったし。 もっとプレーをみて見ないとわからないが、小島よりいい可能性があるし、五輪本番ではオビの方が良くなっていると思うけどね。
ただ、表情が気が弱そうだ。 GKは気迫を出さないとダメだ。 そこが改善されないと、ダメかもしれない。
解説は、早野宏史だった。 早野さんの解説は今日は少し辛口だった。
オビにどこにパスを出すんだ、信じられない、とコメントしていたし、三好のプレーを悪すぎると評していた。
これこれ。 解説はこうじゃなくっちゃ。
悪いプレーは悪いときちんと解説しなくては、ダメ。 今後のサッカー解説が段々こうなってくるのを期待する。
日本は負けて2位になったが、決勝トーナメントは楽な枠に入った。
次の相手は、E1位の韓国に勝ったマレーシア。 多分にラッキーゴールで勝っただけ。
もっともマレーシアが次負けて、韓国と当たる可能性もそれなりにあるが。
強そうなウズベキスタンとかイランが別枠に行きそうだしね。
まあ、優勝とかよりも、決勝トーナメントに入ったら、チームが機能して、いいサッカーが出来るようになっているかだね。
グループリーグは突破できれば、選手を見て、チームを形作っていく段階だから、それほど問題ではない。
問題点が出て、負けても、トーナメントで修正できれば、むしろそれがいいくらいだ。
だから、次からが大事だね。