米利上げはあるのか?指標を並べてみた。

 日経平均先物 CMEやCMEダウ先物、為替の動きと日経平均の動きを見てると、正直、日経平均の動きは、米国投資家の動きでかなり決まってると思わざろうえない。
米国投資家は、中国株と日本株をセットで考えていて(極東アジア地域と地域別で資産を分けているようだ、迷惑な話だよ)、中国株で損をしたから、日本株を売り払って利益確定させて、その損をおぎなってるという話まであるくらいだ。
だから、米国の状況は、把握しておく必要がある。

米国・フィッシャー連邦準備理事会(FRB)が9月に利上げをすべきかどうか、各種の経済指標を注意深く見守ると言っている。
そして、9月16-17日 のFOMCで、決めると。
まあ、まだ全部指標が出そろった訳ではないけど、いくつかまとめてみた。
z1 (485x294)
米国・GDP(%前期比年率)の4半期毎の推移。
GDPは、良くなってるみたい。
z12 (487x292)
米国・貿易収支(単位:億usd)の推移。
貿易収支は、相変わらず莫大な赤字。
よくこれでやっていけると思う。
z123 (485x354)
米・ISM製造業景況指数 と米・ISM非製造業景況指数 の推移。
50以上であれば、好景気であるという指標。
非製造業の方はかなり好調。
反して、製造業はダメ。
内需は好景気だけど、輸出はダメということだろう。
z1234 (486x359)
米・失業率と米・非農業部門雇用者数変化 [前月比]の推移。
失業率は減り続けているから、凄く好調に見える。
一方、非農業部門雇用者数変化は上がったり下がったりで、どうなんだろう。
増え続けてるんだから、少しの上下は大したことないような気がするが、大事な指標らしい。

 まあこれを見たからといって、予想できるわけではないが。
気休めにしかならない。

各方面の予想は、
CMEグループのフェドウォッチによると、米金利先物は9月の利上げ確率FFU5を28%、12月の確率FFZ5を56%織り込んだ水準で、前週末からいずれも変わらずだった。
翌日物金利スワップ(OIS)は9月利上げの確率を37%、12月の可能性を78%と見込んでおり、短期金利先物より年内利上げの可能性を高く見込んでいる。
FRB内では、意見が割れている模様。
日銀黒田総裁も、
米国の利上げに関しては「もし米国が利上げするとすれば、それは米国経済がよりしっかりと成長していくことを物語っており、それ自体は世界経済にプラスだと思う」との認識を示した。
と、利上げを容認してるみたいな発言をしてたし。

 中国起源の世界同時株安で、9月利上げなしと思ってたけど、5分5分の雰囲気になってきた気がする。

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