日本の株式市場では、売買代金の6~7割が外国人投資家だと言われている。
まず月次ベースで外国人が1兆円以上買い越したケースが過去10年間で20回ありましたが、その月の日経平均は全てプラス。
月間買い越し額が5千億円~1兆円の場合、日経平均は71%の確率で上昇。
逆に月間5千億円以上の売り越しだった11回の月では、日経平均は全てマイナス。
だそうです。
その辺のデータを自分で確認してみたいので、調べてみた。
日経平均株価のデータは、こちらで手に入る。
外国人投資家の買い越し・売り越しのデータは、東証のウェブサイトで「投資部門別売買状況」で手に入る。
気になるのは、月間データだけど、まず年間データについて調べてみた。
日経平均株価と外人投資家の[買い-売り]額(単位:千円)の年次推移。
相関がないのが、驚きだった。 相関はあるね。
外人投資家は、頻繁に売り買いして目立っているけど、年間の長いスパンで見ると、株価に影響を与えていないように思われる。 やはり、影響を与えている。 2014年だけ例外。
それにしても、目立つのは、2003~2005年に8兆円前後、2013年に15兆円の買い越しがあったことだ。
2003~2005年にも、量的金融緩和があり、2013年は、日銀異次元量的緩和があった。
こういうのには、外人投資家は目ざとく飛びつくんだな。
ちなみに2008年のみ、売り越しだった。 その年は、リーマンショックがあった。
次は月間データについて調べてみる。