「日本株式市場で静かな革命進行中-配当や自社株買いで内部留保に対応」という記事が、興味深かった。
日本企業は何年も、現金を蓄え続けてきた。その規模は昨年9月時点で2兆4000億ドル(約272兆円)相当と世界最大。
これは、凄い金額だな。 GDP537兆円の約半分だ。
その内部留保を配当や自社株買いに回しつつあるらしい。
16年に自社株買いプログラムを発表した企業数は824と、前年を16%上回った。購入の規模は6兆円余りに上ったという。
投資主体別売買動向
(※単位:百万円 ピンク:1千億円以上、灰色:マイナス) (クリック拡大)
2016年、日本の株を買っていたのは、日銀と自社株買い、そして証券会社の自己計だ。
それぞれ、3.3兆円、2.2兆円、2.4兆円とばかでかい。
株売買のトータルが0.2兆円だから、3つが日本株を買い支えていたといってよい。
証券会社の自己計がどうなるかわからないが、日銀と自社株買いは続きそうなので、日本株は底固いと言えそう。