日銀のETF購入予測が、株価を大きく動かす。

 最近、何回か、日銀のETF購入が1日の株価の動きに影響を与えていることについて、記事を書いてきた。
ポイントは、
・ETF買い入れ額は、707億円と大きいので、相場に影響を与えるようになった。
・前場、TOPIX(東証株価指数)の下落率がx%よりも大きかったらETF買い入れが実施される。
 (x%は、-0.4%と考えているが、はっきりしない。)
・日銀のETF購入は、13時から始まって14時半には終わる。

 例とともに説明しよう。
x1
8/10の日経平均の株価の推移(始値からの差分)。 日銀のETF購入:有。 x=-0.41%

 日銀のETF購入があるとの読みから、昼前から株価が上がりだし、13時過ぎにピークを迎え、日銀のETF購入が終わりかけるとともに、株価が下がった。

x13
8/18の日経平均の株価の推移(始値からの差分)。 日銀のETF購入:無し。 x=-0.38%

 この日も、日銀のETF購入があるとの読みから、昼前から株価が上がりだした。
x=-0.38%で、日銀のETF購入があったx=-0.41%と、近い。
この日は、自分も日銀のETF購入が絶対あると思っていた。
しかし、どうやら日銀のETF購入はないという情報が流れたようで、12時半から株価は下落、あっても日銀のETF購入が終わる14時半からさらに下落した。
この日は完敗(こちら)。

 さて、昨日の話。
x12
8/23の日経平均の株価の推移(始値からの差分)。 日銀のETF購入:無し。 x=-0.27%

 この日は、株価は上がると予想していたので、9時半前に日経225連動型 (1321)を購入した。
株価はじりじりとしか上がらない。
昼前に一旦株を売るかどうか、悩んだ。
昼休み中に、株価が下がることがよくあるからだ。
x=-0.27%。 日銀のETF購入の基準は、x=-0.40%と考えているので、通常なら日銀のETF購入はないだろう。
しかし、先週は1日も日銀のETF購入がなかった。
ETF購入の基準は、フレキシブルに変えるとも思っているので、日銀のETF購入があるんじゃないかとも思っていた。
それで、株は売らずに保持した。
案の定、昼休みに株価は下がったが、30円ほどだったので、助かった。
そして、昼過ぎから、株価は急上昇。
そして、13時過ぎにピークを迎えた。
しばらくして、株を売った。 中儲け。

 そして、ピーク後日経平均は下がると予想していたので、すかさず、日経ダブルインバース (1357)を買った。
そしたら、下がる、下がる。
予想以上に下がった。
そして、底を打った所で、株を売った。
大儲け。

 こんなにうまくいったのは、久しぶりだ。
理想の展開だね。

 ETF購入の基準をフレキシブルに変えて、日銀のETF購入はあったんだろうな、と思っていた。
しかし、実際には日銀のETF購入はなかった。
これには、驚いた。
まるで、日銀のETF購入があったかのような動きなのに。
でも、日銀のETF購入がなかったから、予想以上に株価が下がったんだ、と納得した。

 今後も、日銀のETF購入の有無をめぐる、デイトレードの攻防が続くと思う。
面白くなってきた。
相場を理解する重要な項目をつかんだので、予想しやすくなったと言えると思う。

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