日銀のETF購入額倍増が株価変動を変える。

 7月29日の日銀会合で、ETFの保有残高を現行の年間約3兆円から約5兆7000億円へほぼ倍増させることが決定された。
 かなり以前は、株価が下がったら、このタイミングで日銀の買いが入って、株価が上がるんじゃないかと考えて、損切りのタイミングが遅れて、損を拡大したこともあった。
そういうのが何回かあって、日銀のETF購入は短期的にはあまり影響を与えていないと思っていた。
 しかし、日銀は4日、従来枠のETFを707億円購入した。これまでの1日当たりの買い入れ額最高は2012年5月の397億円で、これを大幅に更新したというのだ(こちら)。

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日経平均株価の8/4の推移。 赤:日経平均 灰色:為替レート。

 自分は、この日は原油価格も40ドル/バレル越えと持ち直し、朝の株価の変動も少なくて、今日は上げかあまり変動しないだろうと考えていた。
そうしたら、9:13頃いきなり30円近く下落して、これはやばいと思って、買っていた日経225連動型 (1321)を売り払って、損切りした。
そして、今日はもう止めと思って、外出した。
帰宅して、株価の変動を見て驚いた。
開始値から200円近くも下落していたのも驚きだが、その後11時頃から反転して、300円近く上昇したのが凄い。
日中に日銀会合があったり、何か出来事があった時はこのような急変も見られるが、何もなしで、こういう大幅な変化はあまり見たことがない。
日銀がというか依頼されている信託会社がどういうタイミングでどういう買い方をしているかわからないが、11時頃大きな動きがあったのではなかろうか?
株価の上昇と為替の円安が同時に起こっているので、米国のヘッジファンドの売買で値動きしているのが主体だとは思うが、日銀の動きにヘッジファンドの自動売買プログラムが反応して、急上昇が止まらなくなったんではないかな?
考えすぎか?

 今後は、株価下落からの急上昇という動きが増えるかもしれない。
要注目である。

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