投資部門別売買状況が日本取引所グループから公開されている。
日本株を誰がどれくらい買っているのか、興味があるので、調べている。
2016年の投資部門別売買状況
※単位:百万円 ピンク:1千億円以上、灰色:マイナス
海外投資家が9週連続売り越している。
総額3.1兆円。
これは、莫大な額。
日銀の年間ETF買い入れ額に匹敵する。
どうりで株価が激下がりするはずだ。
日本市場の取引量の7割が、海外投資家によると言われているからねえ。
しかし、面白いのは、他の日本人部門がほとんどプラスになっていることだ。
日本人は逆張りしているということだろうか。
信託銀行は、プラス1.8兆円。
これは、日銀が信託銀行を通してETFを購入しているのが効いている。
個人現金でプラス0.9兆円。
2015年は、年間5.8兆円売り越した日本人個人が、大幅プラス。
利益確定させたのか、中国ショックに慌てたのか、株を売り払っていた日本人が帰って来たというところかな。
面白い。
このデータを見ると、心強い。
海外投資家もプラスに反転すれば、本格的な株価回復が始まるかも知れない。