今年、日銀は年間3兆円のETF(上場投資信託)を買い入れたが、来年どうなるかが、ネットで調べてもさっぱりわからなかった。
それを、黒田総裁は18日の金融政策決定会合後の会見で発表する予定だったんだな。
それを知っていたら、全然株の売買が違ってた。
米国の利上げ発表での株価の持ち直しで安心してしまったのがまずかったな。
来年の日銀のETF購入の要旨(参照)は、
(1)来年も年間3兆円のETF購入を行う。
(2)今回新たにETFを年間3000億円買い入れる。
(3)日銀は、バブル崩壊後の局面で買い入れた銀行保有株を来年4月以降、売却を始める予定だが、その売却額は、年3000億円。
だ。
(3)の日銀が保有株の売却を始めるという記事を見て、びびった。
3兆円と3000億円買い入れても、同額売却したら身も蓋もないじゃないか、と昨日までの記事を見ていて思った。
これは事実上、ETF購入額は減るなと思った。
しかし、リンクの記事をさっき見て、売却額が年3000億円なら、プラマイゼロで実質年間3兆円のETF購入は続けられるということだ。
変わらないということだ。
これで一安心。
となると、なんで株価が激下がりしたかが、わからない。
市場は、グレードアップした追加緩和があるとでも思っていたのだろうか?
それとも、発表内容を誤解したのだろうか?
自分もこのリンク記事でやっと真実がわかったくらいだからなあ。
黒田総裁の説明がよっぽど下手だったのか、マスコミの記事がボケだったのか、わからないが。
マスコミがボケだった可能性が高い。
会見をネットで生中継してほしいもんだ。
会見で株価がすぐさま動くんだから、情報は証券会社の人間だけでなく、一般人にも平等にオープンにすべきだよ。
一般人に生中継しないのは、株式市場に対する違反行為に値すると思うんだけど。