15歳から64歳までの生産年齢人口の増減が、その国の経済成長に影響を与えている。
日本が失われた20年と呼ばれる経済の停滞期にあるのも、それが原因。
早期リタイアする人々も足を引っ張ているかな。
生産年齢人口が減った世界の国々を5年単位で記載すると、
1990年 : ドイツ、フランス
1995年 : 日本、イタリア
2005年 : 米国、スペイン
2010年 : 中国、ロシア、タイ、英国、カナダ
2015年 : 韓国
アフリカと東南アジアの国々は、まだまだ増えるみたいだ。
先進国はもう終わっている。
ドイツとフランスが日本より先に労働人口が減少しているとは知らなかった。
両国が必死になって移民を受け入れているわけだ。
移民に3Kの仕事をやらそうということだろう。
テロもやるけど。
米国も労働人口の減少期に入っているとは知らなかった。
あんだけ移民がいてるのに。
こうやってみると、世界の先進国が経済成長の停滞期に入っているのも頷ける。
経済成長なんて、あまり意味のないことに思えてならない。
しかし、俯瞰的に見ると、面白い。
先進国が投資する生産工場は、安い労働賃金を求めて、世界中を移動する。
そうやって、安い労働賃金を高めて、その国を豊かにし、また安い賃金を求めて、工場は去っていく。
今、中国で起こっていることのように。
これは、資本主義経済が自動的にやっている世界の貧民救済にように見える。
凄いシステムだな。