日銀資産がGDPを超え、553兆円になる。

 日銀の昨年11月10日時点の資産は553兆5923億円で、名目GDP546兆円を上回った。
これは、日銀の量的緩和策により、年間80兆円のペースで国債を買い続けてきた結果。


日銀とFRBの資産の推移。

日銀は、米国のFRB連邦準備制度理事会に遅れること4年で量的緩和を実施した。 これで4年間苦しんできた円高を解消した。
米国と同じくらいだから、いいんじゃねと思う所だけど、日本は米国のGDPの1/4。
経済規模から考えて、日銀の資産は米国の4倍相当あることになる。
これは、まずいような。

日銀保有の国債はどうなるんだろう?という疑問が湧いてくる。
元々、国債は政府が発行して、市場に売って、現金を得て、国を運営している。 不足分を。
利息を払いながらも、満期が来れば、政府が買い戻す。
しかし、またその分を政府が国債を発行しているので、破綻することなく回っているが、国債という名の借金が増えていることになる。
この市場にあった国債を日銀が買うとどうなるか。
まず、利息は一旦政府から日銀が貰うが、日銀はその利息を「国庫納付金」という名目で政府に返上している。
だから、政府は日銀が国債を持ってくれた方がお得になる。
(これは、米国のFRBも同じことをやっているそうだ。)
次に、国債には満期があり、10年国債は10年後に額面の金額を支払う必要が生じる。
しかし日銀は「国債乗換」をするので政府は償還する必要がない。
「国債乗換」は満期が来た国債を別の国債と交換することで、繰り返すことで国はお金を払わずに済む。
さらには、国債の額面の金額の支払いは、請求があって初めて支払う。
もし、日銀が請求しなければ、満期から10年間請求しなければ、請求権が消滅するとのこと。
日銀の国債という名の資産が消滅することになるんだけど、これはどういうことになるのかなあ?
ハイパーインフレになるのかな?
流石にそういうことはしないんだろうけど。

国債の日銀乗り換え額は、増えているんだろうと思いきや、年々減っている。 何でかな?
この辺のからくりはどうなっているんだろう? また調べようと思う。

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コメント

  1. deefe より:

    政府が続いているかぎり延々借り換えられて利子もはらわないでいいような物をもはや借金と言っていいのかって話で
    これで緊縮やるっておかしいと思う。