第14回朝日杯将棋オープン戦の準決勝と決勝が11日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで行われ、藤井聡太二冠(18)=王位・棋聖=が2年ぶり3度目の優勝を果たした。準決勝で渡辺明名人(36)=棋王・王将と合わせ三冠=、決勝で三浦弘行九段(46)を破った。
Abemaで見てた。 この日は、山登りに行く予定だったんだけど、藤井聡太二冠の将棋を見る方が面白そうだなと思い、見た。 準決勝の渡辺明三冠戦は、互角の戦いから急激に悪くなり、ダメかという場面が続いて、山登りに行っといたら良かったと悔やんでたんだけど、見事な大逆転勝ち。 AIのベスト手連発の渡辺三冠を最後間違わせたんだから、凄い。
渡辺▲8四歩と王手したら、AIの数値が渡辺99%から、藤井90%に逆転した時には驚いたな。
やったぜ、と思った。
感想戦では、渡辺三冠が詰みの手順で気付きにくい金寄りの手に気付かなかったみたいだ。
そこに気付かなかったのを悔しがるのではなく、気付かなくて当然という感じで、他の勝ち筋がなかったか検討してたな。
そこの割り切り方の明快さに、ちょっと感心したな。
決勝の三浦9段戦は、この勢いで勝つかなと見ていたら、結構優勢になり、押し切るかなと見ていたら逆転され、最後、三浦9段が必死をかけて手渡ししたら、勝てた場面があったが、そこで藤井2冠に詰みがないと読み切るのが秒読みでは難しくて、王手をかけて、再逆転を喰らった。
2局続けての逆転勝ち。 短い持ち時間の秒読みの将棋はスリリングで面白いね。
これで4回参加して、3回目の優勝。
相性がいい。 秒読みで詰むや詰まざるやの戦いになると、藤井2冠の詰め将棋の力が断然発揮されて、勝つんだろうね。
それにしても、藤井2冠の将棋には華がある。 逆転の筋が面白いし、最後の決め方が鮮やかだし、単に強いだけじゃない所が見てて面白い。 山登りに行かず、見てて良かったよ。