新型コロナウイルスの感染状況について、専門家からは想定より感染者数が減っていないという指摘が出ていて、政府内では、来月６日までの緊急事態宣言を全面的に解除するのは難しいという意見が強まっています。
緊急事態宣言から３週間近くが経過し、政府は、全国の新型コロナウイルスの感染状況を注視していて、今週半ば以降に、専門家から、人との接触機会の８割削減が達成できているかや、医療提供体制の状況について意見を聴いたうえで、来月６日までの緊急事態宣言を延長するかどうか検討を進めていくことにしています。
というニュースが流れている。
日本の1日の新規感染者数、死者数
曜日による変動が激しくて、わかりにくい。
そこで、1週間分を合計して、グラフにしてみた。
日本の1週間での新規感染者数、死者数
こっちの方がわかりやすい。
やっとこさ、感染者数が減少に転じた。
これは、成果だね。
2～3週間のタイムラグを考えると、3/25の東京都の外出自粛要請が効いてきたのかな。
次週、さらに4/7の緊急事態宣言がどれだけ効いてくるかだね。
感染者数は、4/25は4/11と同じ3000人/週に減った。
減少スピードが増加スピードを上回ることはない。
とすると、次週5/2に4/4の1400人/週を下回ることはないだろう。
さらに言えば、次次週5/9に3/28の500人/週を下回ることはない。
厚生労働省のクラスター（感染集団）対策班の一員でもある北海道大の西浦博教授（理論疫学）の試算。
西浦教授の話では、100人レベルにまで下げれば、感染拡大を抑制できるレベルだそうだから、そこにまで到達できるかどうかだけど、先ほどの話で言えば、最高で5/9に500人/週で70人/日。
100人/日は、ぎりぎりだけど、無理だろうね。
ということは、緊急事態宣言は、延長されることになるね。
ただ、4/7の緊急事態宣言が7都道府県だったように、7都道府県のみで延長すればいいんじゃないかな。
さらに言えば、東京だけでいいのかもしれない。