10パーセントへの増税は、2019年10月からと近づいてきた。
今まで2回延期して、2年半延期した。
リーマンショック級の不況にならない限り、延期しないと宣言はしている。
米中貿易戦争が深刻化すれば、ありえるかもしれないが。
前回の8%へのアップが経済にダメージを与えたと言われているが、どうなんだろう?
家計最終消費支出の推移。
消費税アップすると、家計の消費が落ち込んで景気が良くならないと言われている。
前回の8%へアップした時、消費はがくんと落ちているが、その前に駆け込み消費があったから、均したら落ち込んでもいない。
よく前年同期比で何%変化したかというグラフを見るが、総額で見た上のグラフの方が分かりやすいと思う。
まあ、急激な上下動は良くないので、政府はポイントを付与したりして、平準化しようとしているので、今度はある程度急激な変化は抑えられるんだろうけど。
2016年に少しがくんと落ちたのが何の影響なのか、それが良く分からないんだが。
リーマンショックは、さすがに消費を凄く落ち込ませたんだな。
株価ほどではない、日本は海外ほどではない、というイメージだったんだが、そうでもなかった。
そして、2年後の東日本大震災が追い打ちをかけたという感じかな。
ところで、消費税アップは、増税目的と思いがちだが、3%と5%の時は、直間比率の是正による税収の安定化が目的だった。
だから、消費税導入やアップする前に、直接税の引き下げをやっていたそうだ。 増税にならないように。
これは、記憶に全然残こっていない。
竹下昇は悪者になっているけどな。 まあ、それでも、ある程度、低所得者への増税にはなったと思うが。
しかし、8%・10%の増税は、財政赤字の削減と社会保障への対応という目的に変わった。
財政収支と社会保障給付費の推移。 社会保障給付費は、わかりやすいようにマイナスにしている。
社会保障給付費の増大に抗うように何とか財政赤字を改善してきているね。
中々政府は頑張っているように見える。
社会保障給付費は、年間2.7兆円ずつ増えているにも関わらず。
プラマイゼロまで持っていけば、大したものだ。
コメント
消費税は収支を改善するどころか、1997年5%は壊滅的な収支悪化、2014年8%は順調に収支回復してきていたのを頭抑えるという
完全に逆効果という