中国の企業債務残高が凄まじい。

 米中貿易戦争で中国経済の崩壊が懸念されている。 色々な記事が出てきている。

 中国企業全体の負債総額がどれくらいかとなると、今年5月に出された数字として、全国の国有企業の負債総額だけで108兆元、日本円にして1795兆円に達している。日本のGDPの3倍以上、2017年の中国のGDPの80兆元を優に超えている。
ちなみに日本政府の債務残高は1300兆円弱で、それも超えている。 
(日本は資産も多いし、国内からの借金なので、また別物)


主要国の企業債務残高。

債務が、リーマンショック後、わずか7年で4倍以上に膨らんでいる。
凄まじい勢いだというのが他国と比べてみるとわかる。

初め、眉唾物かと思ったけれど、上のグラフは国際決済銀行からのデータである。

民間企業を含めた企業全体の負債、地方政府の負債、そして個人の負債(不動産ローンなど)、今の中国国内で蓄積されている負債総額は、一説によれば約200兆元、日本円にして約3324兆円の天文学的な数字であるそうだ。 このデータは一説に過ぎないけど。

しかし、これをバブルと言わず何と言おう。
これは、間違いなく弾ける。 針は米中貿易戦争。
弾ける弾けると言われて久しいが、それは針が無かったから。 もう限界だろうな。

ちなみに、中国人民銀行(中央銀行)が発表した統計によると、7月末の中国の外貨準備高は前月比58億2000万ドル増の3兆1180億ドルだった。米中貿易摩擦の激化を巡る懸念を背景に市場が変動する中、予想外に増加した、そうだ。
負債額1795兆円の1/6ぐらいか。 足りないね。

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