世界同時株安は、8/11~13の3日連続の人民元切下げから始まった。
そして、8/12の天津爆発事故による追い打ち。
少し前までギリシャ危機で大騒ぎしていたのに、それが忘れ去られるくらいのインパクトがあった。
日経平均が持ち直しつつある今、中国の実情を把握しておくのが、最重要事項。
その中国のヤバさが、少しずつ明らかになりつつあるような気がする。
その一端を示す記事がこちら。
中国の経済指数が信用できないので、何とか真実を知ろうと皆必死。
一番有名なのが、「李克強指標」。
中国首相でさえ、真実な値がわからないので、「電力消費量」と「銀行融資残高」「鉄道貨物輸送量」の3つのデータから計算した指標が、「李克強指標」。
「李克強指標」で見ると、7%成長をうたう中国のGDPは、本当のところ2%前後しかないそうだ。
次に有名なのが、「製造業PMI」。
しかし、これは今までHSBCが発表していたけど、これからは政府関係になるようなので、信頼できなくなってしまったが。
ちょっと、話が逸れたけど、注意したいのは、中国の外貨準備高。
中国の外貨準備は3兆5600億ドル(約425兆円)。
それが、大幅に減っているらしい。
人民元の切り下げを行ったことにより、予想以上に売り圧力を招いてしまい、人民元は政府がコントロールできない状態になってしまった。そのため、政府は膨大な額の外貨準備を使って為替介入を行っている、とのこと。
どうやら、韓国みたいなことをやっているようだ。
その証拠が、
9月下旬、日本の国債市場で海外投資家による中長期債1兆1904億円、短期債3兆4602億円、合計4兆6506億円という大量の売り物が出た。日本銀行の国債買い入れにより市場で売り物が少ない中で、このような大量の売りが出ることは珍しく、市場関係者は「中国が売ったのではないか」と言っている、とのこと。
種切れが来た時がヤバイ。
注意深く見守る必要があるね。
一般に株は半年から1年先を読むといわれているけど、中国危機はどれくらい取りこまれているのだろうか?
中国の貿易等の様々な経済指標が悪化を告げる中、上海総合指数が増えているのが、謎すぎる。
こちらも、政府が買っているのだろうか?