「いざなみ景気」に並ぶ。 日本企業は、純利益60兆円を叩き出している。

 景気拡大の長さが6年1カ月に達し、戦後最も長かった2008年2月までの「いざなみ景気」に並んだ可能性が高い、との見方を茂木敏充経済再生相が20日の記者会見で示した。

 ま、緩やかな拡大だけど。
しかし、GDP世界第三位の国が大きく成長したら、それもおかしな話。
どれくらい拡大しているかというと、


日本企業の売上高等の推移。

日本企業は、6年前から着実に成長している。
売上高だと12%アップ、純利益だと3.2倍に増えている。
売上高1500兆円は、日本の国家予算300兆円の5倍もある。
純利益60兆円は、日本の国家予算300兆円の1/5ぐらい。
でかいね。

率で見ると、

営業利益率、自己資本比率、ROEの推移。

営業利益率は、5%が目標というのは良く聞いた話だけど、企業平均でも近づいてきている。
ROE(株主資本利益率)は、企業の収益性を測る指標。 株主資本(株主による資金=自己資本)が、企業の利益(収益)にどれだけつながったのかを示す。
ROEは10%以上が目安と言われている。 日本企業の平均でも10%に近づいてきている。
企業は調子いいなあ。

しかし、企業は儲けを内部留保に費やしている。

設備投資、現預金、内部留保の推移。

内部留保が、450兆円まで積みあがっている。
どんだけ~。 日本の国家予算300兆円の1.5倍もある。
2017年の純利益60兆円の内、50兆円が内部留保に積み上げられていることになる。
一方、設備投資は数兆円増えているかどうかだ。
やっぱり、これは異常。
政府は、内部留保に税金をかけないとダメだ。
無理やりにでも設備投資や賃金に回させないとね。

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コメント

  1. deefe より:

    それを訴えた小池百合子はつぶされたけどね
    この国は妙なものに支配されてしまったのかもしれない