「前向き駐車」に、まっとうな理由があったのか。

　たま～に、スーパーとかで、「前向き駐車でお願いします」といった看板が立てられている駐車場がある。
片側は、後向きで駐車なのに、もう一方の片側は「前向き駐車」。
後向きで駐車側は、スーパーの建物。　前向き駐車側は、住宅に隣接している。

「前向き駐車」は、入れる時、車が斜めになりやすいし、出すときも、ハンドルを切るタイミングが難しく遅れがちになり、イヤである。　出る時の後方確認も安全度が下がる。
そのスーパーもまず後向き駐車側が車で埋まる。　皆同じ心理。
なんで、「前向き駐車」なんてさせるんだと怒っていたのだが、ちゃんと理由があったようだ。

　「たとえば駐車場が壁を隔てて民家に近接しているような一部の店舗で、前向き駐車をお願いしています」と話します。その理由は、「マフラーのある後ろ側を壁に向けて駐車した場合、クルマの排気ガスが近隣の住宅に入るなどしてご迷惑をおかけすることがあるから」とのこと。

　なるほど。　そういう理由があるのなら、しょうがないか。

　一般的な駐車場の駐車マスは通路に対して直角だが、これを斜め前方に配置するなどして、前から突っ込むように駐車させる方式もある。
あまり見たことないが。
置ける車の台数が1～2台くらい減るからね。
欧米ではそのような方式が多いらしい。　土地があるからね。
だから、欧米人は日本で車がずらっと後向き駐車されているのに驚くらしい。
文化の違いだね。