卓球の世界選手権がデュッセルドルフで行われている。
日本の卓球は、東京五輪での頂点奪取に向けて上り調子にある。
テレビ東京で放送が始まった。 テレビ東京は卓球に力を入れてるみたいだね。
まず、女子シングルス準決勝で、平野美宇(17)が世界1位・丁寧(中国)と対戦した。
4月のアジア選手権準々決勝で丁寧を破り、中国の世界1、2、5位を打ち破って、史上最年少でアジア女王に輝いていている。
その再現を期待していたんだが。
平野美宇については、2年前にそのプレーを見て驚いて、記事を書いている。
そしてもっと驚いたのが、石川佳純を破って、全日本卓球を史上最年少で制した時だ。
うまいだけだったのが、超高速卓球をする選手になっていたのだ。
そして、実力で女王・石川佳純を破った。
さて、丁寧との試合。
丁寧が男みたいに堂々と入場。 それに対して、平野は女の子走りで入場してくる。
これには、笑った。
試合は、1-4で完敗した。
丁寧は、アジア選手権で平野に負けて、反省文を書かされたらしい。
鬼の形相だったね。 まあ、しょうがない。
しかし、スピードラリーでは、いい勝負をしていたし、これなら十分勝てると思った。
今回は、それでも銅メダル。
そして、混合ダブルスの決勝で石川佳純、吉村真晴ペアが、陳建安、鄭怡静(台湾)ペアと対戦した。
セット1-3で追い込まれる。
しかし、そこから逆襲する。
第5,6セットを連取。 第7セットも勢いで圧倒して、フルセット4-3で大逆転勝利。 凄かった。
第6セットの後半から、吉村真晴のプレーが神がかっていた。
フリックという台上のボールを払うプレーが、相手の逆をつく方向に連続で決まる。
矢のようなスマッシュも決まる。 ほとんど決めてたんじゃないかな。
解説者が、吉村選手はゾーンに入っていると言ってたけど、こんなに連続でミスなしで決まるのを初めて見たよ。
凄かったねえ。
石川佳純の方が一歳年上らしく、吉村をリードしていたが、女子だね。
吉村は、顔を見たらわかるように、メンタルが強くない。
一方、石川は可愛い顔してるけど、メチャクチャ気が強い。
同種目48年ぶり金メダル。 やったね。
男子ダブルスも大島祐哉、森薗政崇ペアが決勝進出。
丹羽孝希、吉村真晴ペアは中国ペアに負けて銅メダル。
女子ダブルスは、16歳の伊藤美誠・早田ひなペアが準決勝進出を決めて、メダル確定。
男子シングルスは、13歳の張本智和がベスト8に進出。
2回戦で、日本のエース水谷隼に勝ったのには、驚いたよ。 13歳が勝つか。
水谷に勝てるなら、メダルもありえるし、もしかしたら一挙に頂点まで行くこともあるかもしれない。
そうなったら、凄いよ~。
将棋の藤井聡太4段どころの話じゃない。
これで、
女子シングルス:平野美宇が銅。
混合ダブルス:石川佳純、吉村真晴ペアが金。
男子ダブルス:大島祐哉、森薗政崇ペアが金か銀。
女子ダブルス:伊藤美誠・早田ひなペアが金か銀か銅。
男子シングルス:張本智和がベスト8以上。
男子シングルス次第だけど、全種目メダル、金メダルが二ついけるかもしれないね。
日本卓球の快進撃だよ。