平野美宇、石川を破って、全日本卓球を史上最年少で制す。

 「卓球・全日本選手権」で、平野美宇が4連覇を目指す女王石川佳純を破り初優勝。
高1、16歳9カ月の史上最年少で頂点に立った。

 平野美宇を初めて知ったのは、一昨年の世界卓球2015。
伊藤美誠との中学生コンビのプレーぶりが凄くて、記事を書いたくらい。
それ以来、注目している。

 さて、石川佳純との決勝戦。
石川佳純は、リオ五輪で見ているときは、エースとして大活躍。
見ていて、負ける気がしなかった。
まさに、女王。 当然、優勝すると思っていたんだが。

第1ゲームを平野が11-6で先取。
第2ゲームも平野が12-10で連取した。
第3ゲームは8-11で石川が取り返した。
第4ゲームを平野が強気の攻めで、11-8で奪い返す。
第5ゲームが凄かった。
平野が7連続ポイントで、たしか8-2となり、勝負あったかと思われた。
石川が下回転サーブを平野のドライブでノータッチで抜かれた。
石川が呆れた顔をして、笑顔さえ見せたのだ。
しかし、そこからの石川の反撃が凄かった。
相手のロングサーブを回り込んで強烈ドライブで抜いたり、積極的な攻めを見せ、9-8と逆転した。
相手の凄いプレーに開き直ったのだろう。
石川本来の強烈な強さを見せた。
そして、11-9でこのセットを石川が取った。
ここから、石川の大反撃が始まるかと思ったんだが。
第6ゲーム、平野が序盤の4連続ポイントなどで11-6で押し切った。
セットカウント、4-2で優勝した。

 見ていて思ったのは、女王石川に偶々勝ったのではなく、超高速卓球で打ち勝ったということ。
物凄い速い。
速いラリーになれば、平野がかなり勝っていた。 ラリーが強い石川相手に。
世界卓球2015で見たときは、こんなに速くなかった。
ドライブ主戦で、まだパワーがなかったので、巧さで勝っている印象だった。
それが、この2年弱で圧倒的な速さを身に着けたのだ。
大成長だね。

負けた石川のコメントが「正直何が起こったか、わからない試合だった。平野選手のプレーは凄かった。150%くらい出ているんじゃないか。序盤にサーブをスマッシュされて、受け身になってしまった。」
確かに、もっと積極的に攻めるべきだった。石川の凄さが少なかったよ。
しかし、顔つきは怖かったね。 顔を見てると、負けそうになる気分だったよ。
あと、150%ということはないんじゃないかな。
実力の100%に見えた。 あっという間に、それだけ成長したんじゃないかな。

これで、東京オリンピックの卓球が益々楽しみになった。
石川佳純、平野美宇、伊藤美誠で臨む女子団体は、かなり強くなっているだろう。
これで、王者中国を破れる可能性が出てきた。
楽しみ。

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