前回、10年物国債の利回りがゼロ近辺なので、資本蓄積が十分ですというサインが出ていて、言わば、資本主義の卒業した状態にあるという話を紹介した。
じゃあ、問題はないのかと言うと、国の借金が一番の問題だろう。
しかし、それも10年物国債の利回りがゼロ近辺なので、期限が来たら、借り換えたらいいだけで、借金は増えない。
借金はあるけど、未来永劫、全然回していけるという話。
低成長時代なら、インフレが起きないから、金利ゼロでも問題ない。
そしたら、借金も増えない。
案外、ゼロ金利政策は素晴らしい政策なのかもしれない。
まあ、そうは言っても、借金を減らすにこしたことはないので、相続税を強化するんでしょうね。
死んだ人から金を取っても、不平不満は比較的少ない。
死んだら、お金は不要だから、別に構わないでしょう。
子孫への遺産は少し我慢してもらうとして。
それに、今金を貯め込んでいるのは、老人なんだから。
そこから、取るのは有効だし、増える年金と社会保険料を後払いで支払ってくれ、ということにもなる。
「国の借金」は15年度末で1049兆円。
一方、個人の金融資産は1700兆円。
余裕じゃないか。
政府も640兆円ほどの資産を保有しているし。
生活者からの税金アップは絶対良くない。
消費税アップであんだけ消費が落ち込んだんだから。
相続税のアップが一番いい。
2015年から相続税控除の減額で少し強化されたけど、もっと強化すべきだね。
それが、一番いい方法だと思う。