2016年のノーベル医学生理学賞を東京工業大栄誉教授の大隅良典氏(71)が受賞した。
日本のノーベル賞受賞は、14年に物理学賞を受賞した赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏と15年の大村智氏(医学生理学賞)と梶田隆章氏(物理学賞)に続き3年連続の快挙となった。
受賞者数は、米国籍の故・南部陽一郎氏(08年物理学賞)と中村修二氏(14年同)を含め計25人(医学生理学賞4、物理学賞11、化学賞7、文学賞2、平和賞1)。
ちょっと気になって調べてみると、
自然科学部門のノーベル賞は、物理学賞、化学賞、生理学・医学賞の3部門のみ。
そして、各部門、基本選ばれるのは、毎年1人のみである。
共同研究や受賞テーマに関して複数人の寄与がある場合、3人まで選ばれるが。
従って、自然科学部門は世界で毎年3人のみにも関わらず、日本人が3年連続選ばれているのは、凄いとしか言いようがない。
自然科学部門では、2000年以前だと5人だが、2000年以降では15人もいる。
平均すると、2000年以降は毎年1人だ。
基礎研究に予算を組んできたことと、研究者の情熱の成果だね。
自分もエンジニアだったから、こつこつと研究を重ねてきた人がノーベル賞を受賞すると嬉しいもんだ。
応用はお金になるからほっといても企業がやるけど、基礎研究は政府がお金を出さないとね。
けど、それも税金だから、こういう形で国民に返還されるのはいい。
もっとも、基礎研究も時間が経てば、応用されて社会に役立つんだが。