地べたから見た英EU離脱。 考えさせられた。

 「地べたから見た英EU離脱:昨日とは違うワーキングクラスの街の風景」という記事を読んだ。
自分だったら、EU離脱に投票すると思っていたけど、その理由を雄弁に語る記事を見つけた。
これは、説得力のある、納得できるとてもいい記事だ。
株価の話ばかりしてる人間は、この記事を読んで頭を冷ますべきだな、自分もしかり。

 「裏切られたと感じている労働者階級の人々を政界のエリートたちが説得できない限り、英国はEUから離脱するだろう」
2週間前にそう言ったのはオーウェン・ジョーンズだった、という書き出しでこの記事は始まる。

 少し選んで抜粋していくと、
もはや一国の中で「右」と「左」の概念が揺らいで混沌とした状態になっていたということだ。
ロンドンの外に出て労働者たちに会うと、彼らは全くレイシストではない。彼らはチャーミングな人びとだ。ただ、彼らはとても不安で途方に暮れているのだ。それなのに彼らがリベラルなエリートたちから「邪悪な人間たち」と否定されていることに私は深い悲しみを感じてしまう。
労働党左派もこのムードを感じ始めたから、潔癖左翼のジェレミー・コービンでさえ「移民について心配するのはレイシストではない」と言い始めたのだろう。
そもそも、反グローバル主義、反新自由主義、反緊縮は、欧州の市民運動の三大スローガンと言ってもよく、そのグローバル資本主義と新自由主義と緊縮財政押しつけの権化ともいえるのがEUで、その最大の被害者が末端の労働者たちだ。
だから、「大企業や富裕層だけが富と力を独占するようになるグローバリゼーションやネオリベや緊縮は本当に悪いと思うけど、それを推進しているEUには残りましょう」と言っても説得力がなく・・・。
子供を学校に送った帰り道、車の上に4本聖ジョージの旗をたてている近所の離脱派の中年男性が車内に掃除機をかけていた。
「離脱だったね。大変なことになるってテレビも大騒ぎしてる」と言うと彼は言った。
「おう。俺たちは沈む。だが、そこからまた浮き上がる」

 これだね。 この最後の言葉。
「おう。俺たちは沈む。だが、そこからまた浮き上がる」
浮きあがれるかどうかは疑問だけど、これしかないと思う。
周りの人々を信用できなければ、力は発揮できない。
イギリス人は賢明だなあ。

 問題は、EUだな。
特に、メルケル。
ポーランド人である祖父が第一次世界大戦でドイツ軍に徴兵され、戦後に除隊したのちベルリンに定住、その後、父が牧師として東ドイツに赴任することになり、両親と共に東ドイツへ移住する、という経歴に問題がある。
メルケルの心はポーランドにあると思う。
ポーランドは、EUからの最大の補助金受給国であるのがその証拠。
そして、キリスト教的な理想に取り憑かれているんじゃないかな。
ハタ迷惑な話だよ。
移民問題は、数が多すぎて、もう取り返しがつかない。

 他にもいろいろ真実の言葉がネットに出てきてるみたい。
凄いことになってるみたいだ。
 

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