以前、「何10兆円とかの感覚をつかめないかな」という記事を書いていて、日本の財政赤字が気になって、調べてみた。
ネットで簡単に調べられる世の中になったとはいえ、さ迷った挙句、結局財務省公表の資料が一番わかりやすかった。
途中、何で俺はこんなこと調べてるんだろうという気になったのだが。
わかりにくい原因は、一般会計と特別会計に分かれていて、しかも両者に重複があること。
2015年度の一般会計と特別会計の主要な経費別「歳入」の純計額。
歳入の半分ちょいがまともな収入で、残りは借金。
2015年度の一般会計と特別会計の主要な経費別「歳出」の純計額。
社会保障と国債のばかでかさに面食らう。
ただ、歳入と歳出に国債があって、いまいち判然としない。
「借換債」という’償還を迎えた普通国債の借換えのために発行される国債’があって、それは繰り延べみたいなものだから、その分は省きたいところ。
赤字について、もっとわかりやすいのがあって、それがこれ。
企業会計ベースで見た国全体(一般会計+特別会計)の財政規模(2013年度決算分)
こっちは、なぜか2013年度になってて上の円グラフと整合がとれないが、決済分なので、多分まだ作成できていないのだろう。
34.4兆円もの赤字。
国債の支払い利息が9.4兆円もあるのも、大きな足かせ。
赤字分が国債となって、また利息を生む。
まあそれでも税収等の純粋収入が利息以上に増えたら、経済成長していたら、問題ないんだろうけど。
それは、無理か。
財政について少し理解ができてきたかな。