年金の真実を語ってくれる記事を見たので、御紹介。
老後不安を煽って、投資信託を売っていた人が自戒を込めて、真実を語る記事だった。
要旨を列挙すると、
・年金積立金は145.9兆円の黒字。
・ここ5~6年では、年間3~6兆円の赤字(運用収入を除く)。
・運用収入を除くと赤字だけど、運用で儲けているので年金積立金は逆に増えている。
2014年の運用収入は、15兆円。赤字をはるかにオーバー。
運用資産額の推移
・赤字対策として、20年をかけて年金支給年齢を60歳から65歳に延長した。
年金掛け金をここ10年で3%近く引き上げた。
支給額削減には、「マクロ経済スライド」を導入した。
混乱を招かないよう、緩やかな対策は打たれているということ。
・年金未納者が4割は、嘘。 実は3%。
国民年金の内、未納者+免除者が4割ということで、未納者は全体の3%。
ちなみに免除者は、学生+生活保護受給者+震災被害者等。
ちょっと免除者が多いのが気になるけどね。
・年金保険料の半分は国の税金から出ている。
掛け金が倍になるのだから、未納だと損。 未納者は年金を貰えない。
・最後に20歳(95年生まれ)の計算例。
平均標準報酬月額30万だと、60歳までの厚生年金保険料の個人負担額は1283万円。
65~90歳までの受取額は、3923万円。
ぼろ儲けじゃないか。
自営業の人は、企業負担分がないので、これより少なくなるとのこと。
半額だとしても、1962万円。 若者でこれだと、老人はもっと特。
結論としては、年金はあまり問題はない。
運用で赤字をカバーできるかが、ポイントのようだ。
2001~2014年でトータル50.7兆円の利益で、利益率3.2%。
凄い値。 自分もこれくらい運用できたら、ありがたいんだけど。
よくやってると言えるんじゃないかな。
如何にマスコミが嘘をついているかということがわかる。