12月4日にOPEC定例総会がある。
株価が動く大きなイベント。
原油価格を上げるために生産量を落とすと、シェアが落ちて、結局損をする可能性が高いから、以前みたいにできない。
特に今生産調整したら、ロシアをはじめとするOPEC非加盟国に一挙にシェアを奪われるだろうね。
なんか、原油価格が20ドル台にまで落ちるという予想が出てるみたい。
今年、サウジとイラクが過去最高の生産量となったらしいし、イランは2016年の前半と見られる制裁解除後に増産するし、中国の景気減速で、原油のだぶつきは確実。
WTI原油価格の推移。 2015年だけは、現在値。
これを見ると、1985~2000年の15年近く、原油価格は20ドルだった。
ちなみに、2003年だけど、ガソリン価格は、90円/Lだった。
今、118円/Lくらいだけど、それくらいまで下がるのかも知れない。
嬉しいね。
日本経済にとっても、これだけありがたい話はない。
けど、直近の株価となるとどうなるかな。
まあ、OPEC定例総会の結果が予想通りだと、なんら変わりないかな。
中期的に見ると、米国のシェールオイル企業が大打撃を受けるだろうから、どうなるんだろう。利上げもあるし、下げ要因になるのかな。
日本企業にとっては諸手を挙げていい話なのに、株価は下がるかもしれないという不思議。