8月の経常収支は1兆6531億円の安定の黒字。

 財務省が8日発表した国際収支状況速報によると、8月の経常収支は1兆6531億円の黒字だった(こちら)。
市場予想も上回ったようだから好調と言えるかな。
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季節調整済国際収支推移

 このグラフを見ると、2014年1月には経常収支が赤字だったのが、信じられない。
アベノミクスと原油安で貿易収支が大幅改善され、所得収支も伸びて、経常収支が大幅黒字となっている。
株価も上がって当然だった。
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1996年以降の季節調整済国際収支推移

1996年までさかのぼってみても、1兆6531億円の黒字という額は、とても大きな額である。
国際収支から言えば、完全復活と言えると思う。
問題は、所得収支による黒字なので、企業が抱え込んで、市場に出ていないのかも知れない。

 ここ最近を見ると、4月ぐらいから停滞というか安定期に入った感がある。
貿易収支はプラマイゼロぐらいで落ち着きそうだが、中国不況で減るかも。
ただ、所得収支は増加傾向が続いている。
なので、経常収支は大幅黒字で、しばらく落ち着きそう。
TPPで貿易収支も黒字になれば、日本経済の完全復活だろうね。

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