ウィルスの感染拡散、そしてその対策戦略について、わかりやすいサイトを見つけたので、昨日紹介した。
2回に分けて、ポイントを抜粋したいと思う。
昨日は、「クラスター感染対策の理屈」という記事を書いた。
感染模式図と初期に対策について書いた。
今回は、感染が広がってしまった場合について。
まず、シミュレーション結果。
(1)緩和戦略
イギリスでの色々な対策での重篤患者数の推移。(4~7月に対策を打った場合)
「隔離、自宅隔離、社会的距離を広げる」の場合、一番ピークを減らせる。
それでも、赤線のベッド数を遥かに超えていて、死者が多数出る結果だ。
(2)抑圧戦略
都市封鎖など厳重な抑圧対策を4~8月に行った場合のシミュレーション結果。
抑圧対策期間中は、感染者を抑え込めるけど、封鎖を解けばまた同じように感染者が増えてしまう。
抑圧対策期間中に、経済がボロボロになってしまう。
この後、この論文は、いやそんなことはない。
「時間の価値」があると述べる。
武漢や韓国は成功していると書いている。
説得力がない話で、自分は納得出来なかったな。
「ハンマー」(抑圧対策を3~7週間実施)で感染拡大を抑え、その後は対策を緩和して、𝑅₀(基本再生産数)<1になるようコントロールして、感染数が増えたり減ったりする状態「ダンス」を作り出せると述べている。
後は、ワクチンの開発を待つという話みたいだ。
「ハンマー」&「ダンス」で、凌げるのか自分は大いに疑問だ。
抑圧対策を解けば、すぐ感染は拡大するんじゃないかと思っている。
問題は、武漢だね。 武漢が今どういう感染者数になっているのか、中共の隠ぺいによって、正確な状況がわからない。 今、武漢がダンスしていて、爆発が再発しないなら、希望の持てる話なんだが。
まあ、イタリアやスペインではっきりするだろう。
今、封鎖していて、感染者数のピークが出来つつある状態だ。
その後、どうなるかだね。
あと、スイスに注目している。
スイスは、国民の感染率が一番高く、イタリア・スペインを上回り、千人に1.8人感染している。
しかし、死者数はまだ少ない。 致死率2%と低い。
成功しているんじゃないかと思う。
感染者は増えても問題なくて、死者数さえ減らせればいい。
ある意味、一番早く集団免疫を達成できるかもしれない。
しかし、免疫獲得者の割合は人口のおよそ60%だから、あと333倍だ。 道のりは遠い。