ソニーがラスベガスで開催中の家電エレクトロニクスショー「CES」で電気自動車「VISION-S」をサプライズ発表した!
これは、驚き。
大胆過ぎる。 ソニーも立ち直って、余裕ができたんだろうが、車に手を出して、勝てる見込みがあるのか?と思った。
しかし、開発の目的は、「クルマの進化に対するソニーの貢献」。ソニーが車メーカーになるという可能性は、「今の時点ではない」そうだ。
クルマの車内外での様々な技術やユーザー体験向上を、VISION-Sを使って検証・蓄積。また、センサーなどのデバイスも自動車メーカーに近い目線で開発・検討できるようにする。
VISION-Sはそのための実験車両という位置づけとのこと。
それならわかるが、随分高くつく実験車両に感じるんだけど。
実験車両と言っても、どれくらい商品に近づけるのか、気になる所だけど、
高速走行はできるが量産設計の前の地点。また、現時点では安全基準を満たしておらず、ナンバープレートは取得できない。ただし、今年中に日米欧で取得予定」とのこと。
これは、かなりの本気だ。 量産するならコストが大事だけど、そこまではしないけど、売れるレベルの商品にはするということかな。
VISION-Sの制作台数は「ノーコメント」、開発期間は「20カ月ぐらい」、開発者は「非公開だが非常に少ない」とのこと。
4人乗りのスポーツカーだが、車内外の人や物体を検知・認識し、運転支援を実現するため、車載向けCMOSイメージセンサーやToFセンサーなどセンサーを合計33個搭載。
ソニーが推進する立体音場技術「360 Reality Audio」を、各シートに内蔵されたスピーカーで提供する。
ソニー得意のセンサーと音響技術そしてネット関連技術を車に生かそうということだけど、車メーカーにあれこれ言われて、開発するのではなく、自分ら主導で開発して、それを車メーカーに売り込もうというスタンスかな。
思い切ってるなあ。 やっぱり、余裕が出来て来たんだろうなあ。
VISION-Sの前面スクリーン。
こんなの見てたら、運転が危なくてしょうがないだろう、と思ったけど、目指すは自動運転だから、関係ないか。
車の中を家の中のような快適空間にしてしまおうということだな。
まあ、先見の明があるのかな。