共用オフィス「ウィーワーク」を運営する米ウィーカンパニーが、新規株式公開(IPO)目論見書の取り消しを申請、上場計画を撤回した。
新規株式公開によって、投資資金を回収する予定だったが、19年上半期に約9億400万ドル(979億円)の純損失を計上していることが発覚、企業構造の問題点を問われたみたいだ。
ソフトバンクグループが大株主となっていて、累計で110億ドル(約1.2兆円)近くをウィーワークに出資していた。
それで、ソフトバンクグループの株価が、8月には6000円近かったのが、10月初旬には、4100円まで下落していた。
ソフトバンクグループの株価の推移。6か月。
ソフトバンクグループの株価の推移。1か月。
しかし、4100円から4300円まで盛り返していたみたいだ。
しかし、ソフトバンクグループ(SBG)は、出資先でコワーキングスペース「WeWork」を運営するThe We Company(We社)に計約95億ドル(約1兆308億円)の金融支援を行うと発表した。
今まで、1兆円投資してきて、さらに1兆円追加投資するというのだ。
まずいんでないのと市場は判断して、4100円を切るところまで下がった。
ソフトバンクもしぶといな。
一旦下がっても、理由なく盛り返す。
野球のソフトバンクが4連勝で巨人を破って、日本一になって上がるということはさすがにないか。
さて、今度も盛り返せるかが、注目だな。
SBGの孫正義社長のコメントは「We社が直面したように、世界をリードするテクノロジーの革新者が成長の過程で困難を経験することは珍しいことではない。同社に対するわれわれの確信は変わらず、大規模な資本注入とオペレーションのサポートを提供し、コミットを強化する」
強気だな。
それにしても、簡単に1兆円投資出来るんだな。
まあ、儲けは全部投資に回して、税金を払わないというシステムだから、出来るんだろう。